【結論】屋根の雨漏りは「屋根材の種類」と「劣化箇所」で原因が違う
「屋根から雨漏りしてるみたいだけど、原因は何?」
屋根の雨漏りは、屋根材の種類によって原因が異なります。
| 屋根材の種類 | 主な雨漏り原因 |
|---|---|
| 瓦屋根 | 瓦のズレ・割れ、漆喰の劣化、棟の崩れ |
| スレート屋根 | ひび割れ、棟板金の浮き、塗膜の劣化 |
| 金属屋根 | サビによる穴あき、継ぎ目の劣化 |
東海エリアで20年以上建築会社を経営してきた経験から、
屋根の種類別に雨漏りの原因と対処法を詳しく解説します。
※屋根の状態が気になっても、絶対にご自身で屋根に登らないでください。
→ 詳しくはこちらの記事をご覧ください。
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屋根の雨漏りが起きやすい箇所
屋根の雨漏りは、どこからでも起きるわけではありません。
特に弱点となる箇所があります。
屋根の雨漏りが発生しやすいポイント
| 箇所 | 役割 | 雨漏りリスク |
|---|---|---|
| 棟(むね) | 屋根の頂上部分 | ★★★★★ |
| 谷(たに) | 屋根面が交わる溝 | ★★★★★ |
| 軒先(のきさき) | 屋根の端、雨樋がつく部分 | ★★★★☆ |
| ケラバ | 屋根の側面端部 | ★★★☆☆ |
| 壁との取り合い | 屋根と外壁の接合部 | ★★★★☆ |
ポイント: 屋根の「継ぎ目」や「端」は構造的に弱く、雨漏りが起きやすい箇所です。
瓦屋根の雨漏り|原因と特徴
東海エリアで最も多い瓦屋根。
耐久性は高いですが、以下の原因で雨漏りが発生します。
瓦屋根の雨漏り原因①:瓦のズレ・割れ
| 原因 | 発生しやすい状況 |
|---|---|
| 台風・強風 | 瓦が飛ぶ、ズレる |
| 地震 | 揺れで瓦がズレる |
| 経年劣化 | 瓦を固定する土や釘の劣化 |
| 踏み割れ | アンテナ工事などで人が乗った |
瓦自体は50年以上持つこともありますが、固定部分は先に劣化します。
瓦屋根の雨漏り原因②:漆喰(しっくい)の劣化
棟瓦を固定している漆喰は、15〜20年で劣化します。
- 漆喰が剥がれる → 隙間から雨水が侵入
- 漆喰が痩せる → 棟瓦がグラつく
- 放置すると → 棟が崩れる
瓦屋根の雨漏り原因③:棟の崩れ・歪み
棟(屋根の頂上)は、雨漏りの最も多い発生箇所です。
| 症状 | 原因 |
|---|---|
| 棟瓦が傾いている | 漆喰の劣化、下地の腐食 |
| 棟が波打っている | 経年による歪み |
| 棟瓦が落ちた | 台風、地震 |
瓦屋根の雨漏り原因④:防水シート(ルーフィング)の劣化
瓦の下には防水シートがあり、これが最後の防水ラインです。
防水シートの寿命は20〜30年。劣化すると、瓦に問題がなくても雨漏りします。
注意: 防水シートの劣化は外から見えないため、築20年以上の家は要注意です。
スレート屋根の雨漏り|原因と特徴
スレート屋根(カラーベスト・コロニアル)は、
新築住宅でよく使われる薄い板状の屋根材です。
スレート屋根の雨漏り原因①:ひび割れ・欠け
| 原因 | 詳細 |
|---|---|
| 経年劣化 | 紫外線・温度変化で脆くなる |
| 飛来物 | 台風時の飛来物で割れる |
| 踏み割れ | メンテナンス時に人が乗った |
スレートは瓦より薄いため、ひび割れが起きやすいのが弱点です。
スレート屋根の雨漏り原因②:棟板金の浮き・剥がれ
スレート屋根の棟には金属製の棟板金が被せてあります。
- 釘が浮く → 隙間から雨水侵入
- 板金が浮く → 強風で飛ばされる
- 下地の木材が腐る → 板金が固定できなくなる
棟板金の寿命は10〜15年。築10年を過ぎたら要チェックです。
スレート屋根の雨漏り原因③:塗膜の劣化
スレートは表面の塗装で防水性を保っています。
塗装が劣化すると、スレート自体が水を吸って脆くなります。
| 劣化サイン | 状態 |
|---|---|
| 色あせ | 紫外線で塗膜が劣化 |
| コケ・藻の発生 | 防水性が低下している証拠 |
| 触ると粉がつく | 塗膜が完全に劣化 |
スレート屋根は10年ごとの塗装メンテナンスが推奨されます。
スレート屋根の雨漏り原因④:縁切り不足
スレート屋根を塗装した際、縁切り(スレートの重なり部分に隙間を作る作業)が不十分だと、雨水が排出されず雨漏りの原因になります。
「塗装した後から雨漏りするようになった」という場合は、縁切り不足の可能性があります。
金属屋根の雨漏り|原因と特徴
金属屋根(ガルバリウム鋼板・トタン)は、
軽量で耐震性に優れますが、特有の弱点があります。
金属屋根の雨漏り原因①:サビによる穴あき
| 屋根材 | サビやすさ | 寿命目安 |
|---|---|---|
| トタン | サビやすい | 10〜20年 |
| ガルバリウム鋼板 | サビにくい | 25〜35年 |
特に古いトタン屋根は、サビで穴が開いて雨漏りすることがあります。
金属屋根の雨漏り原因②:継ぎ目・接合部の劣化
金属屋根は板を継ぎ合わせて施工するため、継ぎ目が弱点です。
- コーキングの劣化
- ビスの緩み
- 熱膨張による隙間
金属屋根の雨漏り原因③:塗膜の劣化
金属屋根も表面の塗装で防水・防サビ性能を保っています。
塗装が劣化すると、サビが発生しやすくなります。
金属屋根は10〜15年ごとの塗装メンテナンスが推奨されます。
屋根の雨漏りを放置するとどうなる?
「少しの雨漏りなら大丈夫」と放置すると、被害は確実に拡大します。
屋根の雨漏りを放置した場合の二次被害
| 放置期間 | 発生する被害 |
|---|---|
| 数週間〜1ヶ月 | 天井のシミ、クロスの剥がれ |
| 数ヶ月 | 断熱材の劣化、カビの発生 |
| 半年〜1年 | 下地材・野地板の腐食 |
| 1年以上 | 構造体(梁・柱)の腐食、シロアリ被害 |
初期なら5万〜15万円で済む修理も、
放置すると100万円以上の大規模工事になることがあります。
→ 雨漏り修理の費用相場はこちらの記事で詳しく解説しています。
屋根の雨漏りを地上から確認する方法
屋根に登るのは危険ですが、地上からでも確認できることはあります。
地上から確認できる屋根の雨漏りサイン
| 確認箇所 | 見るポイント | 道具 |
|---|---|---|
| 屋根全体 | 瓦のズレ、棟の歪み、色あせ | 双眼鏡、スマホのズーム |
| 軒天(のきてん) | シミ、剥がれ、カビ | 目視 |
| 雨樋 | 詰まり、外れ、歪み | 目視 |
| 外壁との境目 | 隙間、コーキングの劣化 | 目視 |
室内から確認できる屋根の雨漏りサイン
| 場所 | 症状 |
|---|---|
| 天井 | シミ、膨らみ、変色 |
| 壁 | クロスの剥がれ、カビ |
| 押入れ・クローゼット | カビ臭、結露 |
| 2階の窓上 | 水滴、シミ |
ポイント: これらのサインが見られたら、早めにプロに調査を依頼してください。
屋根の雨漏り修理の費用目安
屋根の雨漏り修理は、原因と範囲によって費用が大きく変わります。
屋根の雨漏り|修理内容別の費用相場
| 修理内容 | 費用相場 |
|---|---|
| 瓦のズレ・割れ補修 | 5万〜15万円 |
| 棟瓦の積み直し | 15万〜40万円 |
| 漆喰の補修 | 10万〜30万円 |
| 棟板金の交換 | 10万〜30万円 |
| スレートの部分補修 | 5万〜20万円 |
| 屋根塗装 | 30万〜60万円 |
| カバー工法 | 80万〜150万円 |
| 屋根の葺き替え | 100万〜200万円 |
ポイント: 部分補修で済めば10万円以下。大規模になると100万円以上かかります。
→ より詳しい費用相場はこちらの記事をご覧ください。
屋根の雨漏りに火災保険は使える?
台風や強風が原因の屋根の雨漏りは、火災保険が適用される可能性があります。
火災保険が使える可能性がある屋根の雨漏り
| 原因 | 保険適用 |
|---|---|
| 台風で瓦が飛んだ | ◎ 可能性高い |
| 強風で棟板金が浮いた | ◎ 可能性高い |
| 雹でスレートが割れた | ◎ 可能性高い |
| 経年劣化で傷んだ | × 適用外 |
「いつの被害か分からない」と経年劣化扱いにされることもあるので、
台風の後はすぐに確認・申請することが大切です。
→ 火災保険の詳細はこちらの記事で解説しています。
【参考】屋根の雨漏り調査・修理を依頼できるサービス
屋根の状態が気になる方は、まずプロに調査を依頼してください。
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まとめ:屋根の雨漏りは原因を特定して早めに対処
【屋根の雨漏りで覚えておいてほしいこと】
- 屋根の雨漏り原因は屋根材で異なる
- 瓦屋根:瓦のズレ、漆喰の劣化、棟の崩れ
- スレート屋根:ひび割れ、棟板金の浮き
- 金属屋根:サビ、継ぎ目の劣化
- 屋根の雨漏りが起きやすい箇所がある
- 棟、谷、軒先、壁との取り合い
- 継ぎ目や端が弱点
- 屋根の雨漏りを放置すると被害拡大
- カビ、腐食、シロアリ被害
- 修理費用が5〜10倍になることも
- 屋根には絶対に登らない
- 地上から確認、またはプロに依頼
- 濡れた屋根はプロでも滑る
屋根の雨漏りは早期発見・早期対処が大切
屋根の雨漏りは、放置すると確実に悪化します。
「まだ大丈夫」と思っている間に、見えない部分で被害は進行しています。
少しでも気になるサインがあれば、早めにプロに相談してください。
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執筆・監修: sumai-trouble.com 運営者(建築業界歴20年以上)
最終更新日: 2026年1月


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