- 【結論】ベランダの雨漏りは「防水層」だけが原因ではない
- ベランダの雨漏りが起きやすい理由
- ベランダの雨漏り原因①:防水層の劣化・ひび割れ
- ベランダの雨漏り原因②:排水口(ドレン)の詰まり・劣化
- ベランダの雨漏り原因③:笠木(かさぎ)の劣化
- ベランダの雨漏り原因④:サッシ周りのシーリング劣化
- ベランダの雨漏り原因⑤:外壁との取り合い部分の劣化
- ベランダの雨漏りを放置するとどうなる?
- ベランダの雨漏りを自分で確認する方法
- ベランダの雨漏り修理の費用目安
- ベランダの雨漏りに火災保険は使える?
- ベランダの雨漏りを予防するメンテナンス
- 【参考】ベランダの雨漏り調査・修理を依頼できるサービス
- まとめ:ベランダの雨漏りは5つの原因をチェック
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【結論】ベランダの雨漏りは「防水層」だけが原因ではない
「1階の天井にシミができた…ベランダからの雨漏り?」
その可能性は高いです。
ベランダ・バルコニーは、屋根と同じくらい雨漏りリスクが高い場所です。
| ベランダの雨漏り原因 | 発生頻度 |
|---|---|
| 防水層の劣化・ひび割れ | ★★★★★ |
| 排水口(ドレン)の詰まり・劣化 | ★★★★☆ |
| 笠木(かさぎ)の劣化 | ★★★★☆ |
| サッシ周りのシーリング劣化 | ★★★☆☆ |
| 外壁との取り合い部分の劣化 | ★★★☆☆ |
東海エリアで20年以上建築会社を経営してきた経験から、
ベランダの雨漏り原因と対処法を詳しく解説します。
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ベランダの雨漏りが起きやすい理由
なぜベランダは雨漏りしやすいのか。
それは、構造的に水が溜まりやすいからです。
ベランダが雨漏りしやすい構造的な理由
| 屋根との違い | ベランダの特徴 |
|---|---|
| 傾斜 | ほぼ水平(排水勾配が緩い) |
| 水の流れ | 水が溜まりやすい |
| 人の出入り | 歩行による摩耗がある |
| 直射日光 | 紫外線で防水層が劣化しやすい |
| 温度変化 | 膨張・収縮でひび割れやすい |
屋根は傾斜があるので水が流れますが、
ベランダは水が溜まる+防水層に直接負荷がかかるという二重のリスクがあります。
ベランダの雨漏り原因①:防水層の劣化・ひび割れ
ベランダの床には防水層があり、これが雨水の侵入を防いでいます。
防水層が劣化すると、雨漏りが発生します。
ベランダ防水の種類と寿命
| 防水の種類 | 特徴 | 寿命目安 |
|---|---|---|
| FRP防水 | 新築で最も多い、硬くて丈夫 | 10〜15年 |
| ウレタン防水 | 柔軟性がある、複雑な形状に対応 | 10〜12年 |
| シート防水 | 工場生産のシートを貼る | 10〜15年 |
ポイント: どの防水も寿命は10〜15年程度。築10年を過ぎたら要注意です。
ベランダ防水層の劣化サイン
| 症状 | 状態 | 緊急度 |
|---|---|---|
| 色あせ・退色 | 紫外線で劣化が始まっている | ★★☆☆☆ |
| 表面のざらつき | トップコートが劣化 | ★★★☆☆ |
| 細かいひび割れ | 防水層本体が劣化 | ★★★★☆ |
| 膨れ・浮き | 下地に水が入っている可能性 | ★★★★★ |
| 剥がれ | 防水機能が失われている | ★★★★★ |
膨れや剥がれが見られたら、すでに雨漏りしている可能性が高いです。
ベランダの雨漏り原因②:排水口(ドレン)の詰まり・劣化
ベランダの水を排出する排水口(ドレン)も、雨漏りの原因になります。
排水口が原因のベランダ雨漏りパターン
| 問題 | 原因 | 結果 |
|---|---|---|
| 排水口の詰まり | 落ち葉、ゴミ、砂の堆積 | 水が溜まり防水層を傷める |
| 排水口周りの劣化 | 防水層との接合部が劣化 | 隙間から雨水が侵入 |
| 排水管の破損 | 経年劣化、凍結 | 壁内や床下に漏水 |
排水口のメンテナンス方法
- 定期的な清掃:月1回は落ち葉やゴミを取り除く
- 目視確認:排水口周りのひび割れ、隙間をチェック
- 水の流れ確認:雨の日に水がきちんと流れるか確認
排水口の詰まりは自分でも予防できる雨漏り対策です。
ベランダの雨漏り原因③:笠木(かさぎ)の劣化
笠木とは、ベランダの手すり壁の上部を覆う部材です。
この笠木からの雨漏りは、意外と見落とされやすい原因です。
笠木からベランダが雨漏りする仕組み
- 笠木のコーキングが劣化して隙間ができる
- 雨水が隙間から手すり壁の内部に侵入
- 壁内を伝って下の階に漏れる
笠木の劣化サイン
| 症状 | 状態 |
|---|---|
| コーキングのひび割れ | 継ぎ目から雨水侵入のリスク |
| 笠木の浮き・グラつき | 固定が緩んでいる |
| 笠木下の外壁にシミ | すでに水が入っている可能性 |
| 金属笠木のサビ | 穴あきのリスク |
笠木のコーキング寿命は7〜10年。定期的な点検が必要です。
ベランダの雨漏り原因④:サッシ周りのシーリング劣化
ベランダに面した窓・サッシ周りも、雨漏りの原因になります。
サッシ周りからベランダが雨漏りするケース
| 箇所 | 原因 |
|---|---|
| サッシと外壁の隙間 | コーキングの劣化 |
| サッシ下部 | 水切りの不具合、コーキング劣化 |
| 掃き出し窓の敷居 | 防水層との取り合い部の劣化 |
特に掃き出し窓(床まである大きな窓)は、
ベランダの防水層との取り合いが複雑で、雨漏りリスクが高い箇所です。
ベランダの雨漏り原因⑤:外壁との取り合い部分の劣化
ベランダと外壁が接する部分(取り合い)も弱点です。
外壁との取り合いからベランダが雨漏りするケース
- 外壁と防水層の境目のコーキング劣化
- 外壁のひび割れから雨水侵入
- 防水層の立ち上げ不足(施工不良)
防水層は床面だけでなく、外壁との境目で10〜15cm立ち上げるのが基本です。
この立ち上げが不足していると、壁を伝った雨水が侵入します。
ベランダの雨漏りを放置するとどうなる?
ベランダの雨漏りは、気づいたときには被害が広がっていることが多いです。
ベランダの雨漏りを放置した場合の被害
| 放置期間 | 発生する被害 |
|---|---|
| 数週間〜1ヶ月 | 1階天井にシミ、クロスの変色 |
| 数ヶ月 | 1階天井のカビ、断熱材の劣化 |
| 半年〜1年 | 下地材の腐食、床のたわみ |
| 1年以上 | 構造体の腐食、シロアリ被害 |
ベランダの雨漏りは、1階の天井や壁に症状が出るのが特徴です。
2階のベランダから1階に漏れるため、原因特定に時間がかかることもあります。
→ 雨漏り修理の費用相場はこちらの記事で詳しく解説しています。
ベランダの雨漏りを自分で確認する方法
ベランダは屋根と違い、自分で確認できる場所です。
定期的にチェックしてみてください。
ベランダの雨漏りチェックリスト
| 確認箇所 | チェックポイント |
|---|---|
| 床面(防水層) | ひび割れ、膨れ、剥がれ、色あせ |
| 排水口 | 詰まり、周囲の隙間、ひび割れ |
| 笠木 | コーキングの劣化、浮き、グラつき |
| サッシ周り | コーキングのひび割れ、隙間 |
| 外壁との境目 | コーキングの劣化、ひび割れ |
室内から確認できるベランダ雨漏りのサイン
| 場所 | 症状 |
|---|---|
| 1階の天井 | シミ、変色、クロスの剥がれ |
| 1階の壁 | カビ、湿気、クロスの膨らみ |
| ベランダ下の軒天 | シミ、塗装の剥がれ |
ポイント: 1階天井にシミがあったら、ベランダからの雨漏りを疑ってください。
ベランダの雨漏り修理の費用目安
ベランダの雨漏り修理は、原因と範囲によって費用が変わります。
ベランダの雨漏り|修理内容別の費用相場
| 修理内容 | 費用相場 |
|---|---|
| 排水口周りの補修 | 3万〜8万円 |
| コーキング補修(部分) | 3万〜10万円 |
| トップコートの塗り替え | 5万〜10万円 |
| 防水層の部分補修 | 5万〜15万円 |
| FRP防水のやり直し(全面) | 10万〜25万円 |
| ウレタン防水のやり直し(全面) | 8万〜20万円 |
| 笠木の交換 | 10万〜30万円 |
| 下地からの大規模補修 | 30万〜50万円 |
ポイント: トップコートの塗り替えなど早めのメンテナンスで、大規模修理を防げます。
→ より詳しい費用相場はこちらの記事をご覧ください。
ベランダの雨漏りに火災保険は使える?
台風や強風が原因でベランダが破損した場合、火災保険が適用される可能性があります。
火災保険が使える可能性があるベランダの雨漏り
| 原因 | 保険適用 |
|---|---|
| 台風で笠木が飛んだ | ◎ 可能性高い |
| 強風で飛来物が当たり防水層が破損 | ◎ 可能性高い |
| 雹で防水層が傷ついた | ○ 可能性あり |
| 経年劣化で防水層が傷んだ | × 適用外 |
→ 火災保険の詳細はこちらの記事で解説しています。
ベランダの雨漏りを予防するメンテナンス
ベランダの雨漏りは、定期的なメンテナンスで予防できます。
ベランダの雨漏り予防|メンテナンススケジュール
| 頻度 | 内容 |
|---|---|
| 月1回 | 排水口の清掃、ゴミ・落ち葉の除去 |
| 年1回 | 目視点検(ひび割れ、コーキングの状態) |
| 5〜7年ごと | トップコートの塗り替え |
| 10〜15年ごと | 防水層の全面やり直し |
ポイント: トップコート(防水層の上に塗る保護材)を5〜7年で塗り替えると、
防水層本体の寿命を延ばせます。
【参考】ベランダの雨漏り調査・修理を依頼できるサービス
ベランダの状態が気になる方は、まずプロに調査を依頼してください。
街角雨漏り相談所
- 特徴:24時間365日受付、緊急対応可能
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雨漏り修理110番
- 特徴:火災保険の申請サポートあり、加盟店が多く全国対応
- 対応:保険適用の可否を含めた相談が可能
- こんな人に:火災保険を使って費用を抑えたい方
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リショップナビ
- 特徴:大規模修繕・リフォーム案件に強い
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- こんな人に:ベランダ全体の防水やり直しを検討している方
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まとめ:ベランダの雨漏りは5つの原因をチェック
【ベランダの雨漏りで覚えておいてほしいこと】
- ベランダの雨漏り原因は5つ
- 防水層の劣化・ひび割れ
- 排水口の詰まり・劣化
- 笠木の劣化
- サッシ周りのシーリング劣化
- 外壁との取り合い部分の劣化
- ベランダの防水層の寿命は10〜15年
- 築10年を過ぎたら要チェック
- トップコートの定期塗り替えで寿命延長
- 1階天井のシミはベランダを疑う
- ベランダの雨漏りは1階に症状が出る
- 早期発見が大切
- 定期メンテナンスで予防できる
- 排水口の清掃は月1回
- 目視点検は年1回
ベランダの雨漏りは見逃しやすいからこそ早めに対処
ベランダの雨漏りは、屋根と違って気づきにくいのが特徴です。
1階の天井にシミが出て初めて気づくことも珍しくありません。
少しでも気になるサインがあれば、早めにプロに相談してください。
放置すると下地や構造体まで傷んで、修理費用が何倍にも膨らみます。
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執筆・監修: sumai-trouble.com 運営者(建築業界歴20年以上)
最終更新日: 2026年1月


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