排水がつまった!自分でできる応急処置5選と注意点

水漏れ・つまり
  1. 【結論】軽度の排水つまりは応急処置で直せることもある
    1. 💡 排水つまりで困ったら
  2. 排水つまりの応急処置①:ラバーカップ(スッポン)を使う
    1. ラバーカップの種類
    2. ラバーカップの正しい使い方
    3. 【現場の経験から】ラバーカップの失敗パターン
  3. 排水つまりの応急処置②:お湯を流す
    1. やり方
    2. 効果がある場所
    3. 【業者の本音】熱湯はNG、その理由
  4. 排水つまりの応急処置③:重曹+お酢(クエン酸)を使う
    1. 用意するもの
    2. やり方
    3. 【正直に言うと】この方法の限界
  5. 排水つまりの応急処置④:パイプクリーナーを使う
    1. パイプクリーナーの種類
    2. 【プロのおすすめ】効果的なパイプクリーナーの使い方
    3. 注意点
  6. 排水つまりの応急処置⑤:ワイヤーブラシを使う
    1. 用意するもの
    2. やり方
    3. 【現場での失敗事例】ワイヤーブラシで悪化させたケース
  7. 排水つまりの応急処置でやってはいけないこと
    1. やってはいけないNG行動
    2. 【実際にあった怖い話】洗剤を混ぜてしまった事例
  8. 排水つまりの応急処置で直らないとき|業者に頼むべきケース
    1. すぐに業者を呼ぶべきケース
    2. 【業者の判断基準】私たちがチェックするポイント
  9. 場所別・排水つまりの原因と応急処置
    1. トイレの排水つまり
    2. キッチンの排水つまり
    3. 浴室の排水つまり
    4. 洗面台の排水つまり
  10. 排水つまりの修理費用の目安
    1. 【業者の本音】こうすれば安く済む
  11. 排水つまりを予防する方法
    1. 【プロが教える】本当に効果がある予防法
    2. 定期的なメンテナンス
  12. 排水つまりの修理を依頼できるサービス
    1. 街角水道相談所
  13. まとめ:排水つまりの応急処置は「無理せず」が大切
    1. 【排水つまりの応急処置で覚えておいてほしいこと】

【結論】軽度の排水つまりは応急処置で直せることもある

「排水が流れない…」「水が逆流してきた…」

排水つまりは焦りますよね。
でも、軽度のつまりなら応急処置で直せることもあります

つまりの程度対応
軽度(流れが悪い程度)自分で応急処置を試す
中度(ほとんど流れない)応急処置を試し、ダメなら業者
重度(完全につまっている・逆流)すぐに業者に連絡

私は東海エリアで建築会社を20年以上経営しており、水回りのトラブル対応も数多く手がけてきました。年間で50件以上の排水つまりの相談を受ける中で、「自分で直せたケース」と「業者を呼ぶべきだったケース」の両方を見てきています。

この記事では、現場で培った経験をもとに、自分でできる排水つまりの応急処置5選と、業者に頼むべきケースの判断基準を解説します。


💡 排水つまりで困ったら

応急処置で直らない場合は、無理せずプロに相談してください。

街角水道相談所
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排水つまりの応急処置①:ラバーカップ(スッポン)を使う

最も定番の応急処置がラバーカップです。
「スッポン」とも呼ばれ、100円ショップやホームセンターで購入できます。

ラバーカップの種類

種類形状使う場所
和式用お椀型(平ら)和式トイレ、排水口
洋式用出っ張りがある洋式トイレ
キッチン・洗面用小さめのお椀型キッチン、洗面台

トイレには洋式用を使ってください。
形が合わないと効果が出ません。

ラバーカップの正しい使い方

  1. 排水口にカップ部分を密着させる
  2. カップが水に浸かる程度に水を溜める
  3. ゆっくり押し込み、勢いよく引く
  4. これを10〜20回繰り返す
  5. 水が流れたら成功

ポイント:「押す」より「引く」が大事
引くときの吸引力でつまりを崩します。

【現場の経験から】ラバーカップの失敗パターン

実際に私たちが現場で見てきた中で、ラバーカップを使っても直らなかったケースの多くは、使い方に問題がありました。

  • 水が少なすぎる:カップが水に浸かっていないと効果なし
  • 押す力だけに頼っている:引く力で吸い出すのがコツ
  • 密着できていない:隙間があると空気が逃げる

正しく使えば、トイレットペーパーのつまりの8割は解消できるというのが現場での実感です。


排水つまりの応急処置②:お湯を流す

油汚れや石鹸カスが原因の排水つまりに効果的な応急処置です。

やり方

  1. 排水口に溜まった水をできるだけ取り除く
  2. 50〜60℃のお湯をゆっくり流す
  3. 5分ほど放置する
  4. 水を流して確認する

効果がある場所

場所つまりの原因効果
キッチン油汚れ
浴室石鹸カス・皮脂
洗面台石鹸カス
トイレトイレットペーパー

【業者の本音】熱湯はNG、その理由

ネットでは「熱湯を流せばOK」という情報もありますが、これは絶対にやめてください

私たちが修理に伺った現場で、熱湯を流したせいで排水管が変形・破損していたケースを何度も見ています。特に築20年以上の住宅では、塩ビ管が劣化していることが多く、熱湯で一気に破損するリスクがあります。

50〜60℃のお湯で十分効果はあります。
給湯器の温度設定を確認して、適切な温度のお湯を使ってください。


排水つまりの応急処置③:重曹+お酢(クエン酸)を使う

軽度の汚れやぬめりによる排水つまりに効果的な応急処置です。
化学反応で発生する泡が汚れを浮かせます。

用意するもの

  • 重曹:1/2カップ(約100g)
  • お酢またはクエン酸:1カップ(約200ml)
  • お湯(50〜60℃)

やり方

  1. 排水口に重曹をふりかける
  2. その上からお酢を注ぐ
  3. シュワシュワと泡が出る
  4. 30分〜1時間放置する
  5. お湯で洗い流す

【正直に言うと】この方法の限界

重曹+お酢は、「予防」や「軽度のぬめり」には効果的ですが、本格的なつまりには正直あまり効きません

業者の立場から言うと、これで直るレベルのつまりは「まだつまっていない」状態です。完全につまってから試しても、効果は期待できません。

おすすめの使い方は、週1回の予防掃除。
つまる前に定期的に使うことで、つまりを予防できます。


排水つまりの応急処置④:パイプクリーナーを使う

市販のパイプクリーナーを使った応急処置です。
髪の毛や油汚れを溶かす効果があります。

パイプクリーナーの種類

種類特徴効果
液体タイプ流し込むだけで簡単軽度〜中度
ジェルタイプとどまりやすい中度
粉末タイプ強力だが取り扱い注意中度〜重度

【プロのおすすめ】効果的なパイプクリーナーの使い方

私たちが現場で見てきた中で、パイプクリーナーで効果が出なかったというケースの多くは、使い方に問題がありました。

  • 量が少なすぎる:ケチらずたっぷり使う
  • 放置時間が短い:最低30分、できれば1時間
  • 水で流すのが早すぎる:しっかり浸透させてから流す

また、意外と知られていませんが、「寝る前に流して一晩放置」が最も効果的です。
ただし、製品によっては長時間放置NGのものもあるので、必ず説明書を確認してください。

注意点

  • トイレには専用品を使う(一般のパイプクリーナーはNG)
  • 他の洗剤と混ぜない(特に塩素系×酸性は有毒ガス発生)
  • 使いすぎると配管を傷める

排水つまりの応急処置⑤:ワイヤーブラシを使う

物理的につまりを崩す応急処置です。
髪の毛や異物が原因の排水つまりに効果的です。

用意するもの

  • ワイヤーブラシ(ホームセンターで500〜2,000円程度)
  • ゴム手袋
  • バケツ

やり方

  1. 排水口のカバーやトラップを外す
  2. ワイヤーをゆっくり排水管に入れる
  3. つまりに当たったら、回転させながら押し込む
  4. つまりが崩れたら引き抜く
  5. 水を流して確認

【現場での失敗事例】ワイヤーブラシで悪化させたケース

先日対応した現場では、お客様がワイヤーブラシを使ってつまりを奥に押し込んでしまったケースがありました。

もともとは排水口付近の髪の毛つまりで、5,000円程度で解消できるレベルでした。しかし、無理にワイヤーを押し込んだ結果、つまりが奥に移動。最終的に高圧洗浄が必要になり、2万円以上の費用がかかりました。

「入らないな」と思ったら、それ以上押し込まない
これが鉄則です。


排水つまりの応急処置でやってはいけないこと

間違った応急処置をすると、状況が悪化することがあります。

やってはいけないNG行動

NG行動理由
熱湯を流す配管が変形・破損する
異物を押し込むつまりがさらに奥に移動する
洗剤を混ぜる有毒ガスが発生する危険
何度も水を流す溢れて被害が拡大する
無理に分解する元に戻せなくなる・水漏れの原因

【実際にあった怖い話】洗剤を混ぜてしまった事例

これは私たちの現場ではなく、同業者から聞いた話ですが…

あるお客様が、「効果を高めよう」と思って塩素系漂白剤と酸性洗剤を同時に流したそうです。結果、有毒な塩素ガスが発生し、救急搬送されました。

「混ぜるな危険」は本当に命に関わります
1種類の洗剤を使ったら、必ず十分な水で流してから次の洗剤を使ってください。


排水つまりの応急処置で直らないとき|業者に頼むべきケース

応急処置で直らない場合は、無理せず業者に依頼してください。

すぐに業者を呼ぶべきケース

  • 水が完全に流れない
  • 水が逆流してくる
  • 複数の排水口で同時につまっている
  • 悪臭がひどい
  • 応急処置を2〜3回試しても改善しない
  • 固形物(おもちゃ、スマホなど)を落とした

【業者の判断基準】私たちがチェックするポイント

私たち業者が現場に行って最初にチェックするのは、「複数の場所で同時につまっているか」です。

状況つまりの場所難易度
1箇所だけつまっているその場所の排水口付近低(自分で直せる可能性あり)
複数箇所で同時につまり排水管の合流部分や屋外高(業者に依頼すべき)

複数の場所で同時につまっている場合は、排水管の奥や屋外の排水桝がつまっている可能性が高いです。これは素人では対処できないので、業者に依頼してください。


場所別・排水つまりの原因と応急処置

場所によって排水つまりの原因が異なります。
私たちが現場で見てきた「よくある原因」をもとに解説します。

トイレの排水つまり

原因おすすめの応急処置
トイレットペーパーの流しすぎラバーカップ、放置して溶けるのを待つ
異物(おもちゃ、スマホなど)業者に依頼
尿石の蓄積専用洗剤、業者に依頼

【現場でよく見るケース】
意外と多いのが「流せるお掃除シート」のつまり。「流せる」と書いてありますが、大量に流すとつまります。特に節水型トイレは水量が少ないので要注意です。

キッチンの排水つまり

原因おすすめの応急処置
油汚れの蓄積お湯、パイプクリーナー
食材カスラバーカップ、ワイヤーブラシ
洗剤カスの蓄積重曹+お酢、お湯

【現場でよく見るケース】
キッチンのつまりで最も多いのは「油の蓄積」。冷えた油が配管内で固まり、そこに食材カスが付着してつまります。油を直接流さないことが一番の予防です。

浴室の排水つまり

原因おすすめの応急処置
髪の毛ワイヤーブラシ、パイプクリーナー
石鹸カス・皮脂重曹+お酢、お湯
ヘアキャッチャーの汚れ取り外して掃除

【現場でよく見るケース】
浴室のつまりの9割は髪の毛が原因です。しかも、つまりの多くは排水口から10cm以内の浅い場所にあります。ヘアキャッチャーをこまめに掃除するだけで、ほとんどのつまりは防げます。

洗面台の排水つまり

原因おすすめの応急処置
髪の毛ワイヤーブラシ、パイプクリーナー
石鹸カス重曹+お酢、お湯
ヘアピンなどの異物トラップを外して取り出す

【現場でよく見るケース】
洗面台で意外と多いのが「小さな固形物」のつまり。ヘアピン、ピアス、コンタクトケースのフタなど、落としたことに気づかないまま流れて、途中でつまるケースがあります。


排水つまりの修理費用の目安

応急処置で直らず業者に依頼した場合の費用目安です。

作業内容費用目安
軽度のつまり解消5,000〜10,000円
高圧洗浄15,000〜30,000円
トーラー(ワイヤー)作業10,000〜20,000円
排水管の交換20,000〜50,000円

【業者の本音】こうすれば安く済む

業者の立場から正直に言うと、早めに呼んでくれた方が安く済みます

「自分で直そう」と何日も格闘した結果、つまりが悪化して高額修理になるケースをたくさん見てきました。応急処置を2〜3回試してダメなら、早めにプロに相談する方が結果的に安いです。

必ず事前に見積もりを取ってから依頼してください。
見積もりなしで作業を始める業者は要注意です。


排水つまりを予防する方法

排水つまりは日頃の予防で防げることが多いです。

【プロが教える】本当に効果がある予防法

私たちが実際にお客様におすすめしている予防法です。

場所予防法
トイレ「流せる」シートも少量ずつ流す、節水型は特に注意
キッチン油は新聞紙に吸わせて捨てる、排水口ネットを使う
浴室ヘアキャッチャーは毎日掃除、週1でパイプクリーナー
洗面台髪の毛はゴミ箱へ、小物を排水口近くに置かない

定期的なメンテナンス

  • 週1回:排水口の掃除
  • 月1回:パイプクリーナーで予防洗浄
  • 半年〜1年:排水管の高圧洗浄(業者依頼)

特に築10年以上の住宅は、一度プロに高圧洗浄してもらうことをおすすめします。見えない配管内に汚れが蓄積していることが多いです。


排水つまりの修理を依頼できるサービス

応急処置で直らない場合は、プロに依頼してください。

街角水道相談所

  • 特徴:24時間365日受付、現地調査無料
  • 対応:最短即日、見積もり後のキャンセル可能
  • こんな人に:すぐにプロに見てほしい方
  • リンク街角水道相談所

まとめ:排水つまりの応急処置は「無理せず」が大切

【排水つまりの応急処置で覚えておいてほしいこと】

  1. 自分でできる応急処置5選
    • ラバーカップ(スッポン)
    • お湯を流す(熱湯はNG)
    • 重曹+お酢(予防向き)
    • パイプクリーナー
    • ワイヤーブラシ
  2. やってはいけないこと
    • 熱湯を流す(配管破損のリスク)
    • 洗剤を混ぜる(有毒ガスの危険)
    • 無理に押し込む(つまりが悪化)
  3. 業者に頼むべきケース
    • 完全につまっている・逆流
    • 複数箇所で同時につまり
    • 応急処置を2〜3回試してもダメ
  4. 予防が大切
    • こまめな掃除が最強の予防
    • 油や異物を流さない
    • 築10年以上なら一度高圧洗浄を

20年以上この仕事をしてきて、一番伝えたいのは「無理せず、早めに相談してほしい」ということ。

自分で直そうと何日も格闘した結果、状況が悪化して高額修理になるケースを何度も見てきました。応急処置を2〜3回試してダメなら、早めにプロに相談する方が結果的に安く、確実です。


執筆・監修: sumai-trouble.com 運営者
東海エリアで建築会社を20年以上経営。水回りトラブルの対応実績多数。
最終更新日: 2026年1月

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