水道業者を呼んだ後、何もせずに待っていませんか?
「業者を呼んだし、あとは待つだけ…」
ちょっと待ってください。
待っている間にやっておくべきことがあります。
私は東海エリアで建築会社を20年以上経営しており、
水漏れや排水つまりの緊急対応も数多く手がけてきました。現場に到着したとき、
「準備ができているお客様」と「何もしていないお客様」では、
その後の流れがまったく違います。
| 準備の状態 | 結果 |
|---|---|
| 準備ができている | 状況説明がスムーズ、修理も早い、費用の見通しが立つ |
| 何もしていない | 説明に時間がかかる、追加調査が必要、費用が不明確に |
この記事では、水道業者が来るまでの待ち時間を有効活用する方法を解説します。
この準備をしておくだけで、修理がスムーズになり、費用を抑えられることもありますよ。
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水道業者が来るまでにやること①|被害を最小限に抑える
業者を呼んだからといって、被害が拡大してもいいわけではありません。
到着までの間にできる応急処置をしておきましょう。
水漏れの場合にやること
| やること | 理由 |
|---|---|
| 止水栓または元栓を閉める | 水漏れを止める |
| 漏れた水を拭き取る | 床や壁への浸透を防ぐ |
| バケツやタオルで水を受ける | 被害の拡大を防ぐ |
| 電気製品を避難させる | 漏電・感電を防ぐ |
→ 止水栓の場所が分からない方はこちらの記事をご覧ください。
排水つまりの場合にやること
| やること | 理由 |
|---|---|
| 水を流すのを止める | 逆流・溢れを防ぐ |
| トイレは使用禁止にする | 状況を悪化させない |
| 他の排水口も確認する | 複数箇所でつまっていないか |
→ 自分でできる応急処置はこちらの記事をご覧ください。
【現場での実感】応急処置で被害額が10倍違うことも
私たちが現場に到着したとき、止水栓を閉めて待っていたお客様と、水が出っぱなしで待っていたお客様では、被害の大きさがまったく違いました。
実際にあったケースでは、同じような水漏れでも…
| 対応 | 被害範囲 | 修理費用 |
|---|---|---|
| 止水栓を閉めて待っていた | 蛇口周りのみ | 約8,000円 |
| 何もせず待っていた | 床・壁・階下への漏水 | 約15万円 |
応急処置をするかしないかで、これだけの差が出ます。
水道業者が来るまでにやること②|状況を整理する
業者が到着したら、まず状況を説明することになります。
事前に情報を整理しておくと、やり取りがスムーズになります。
業者に伝えるべき情報リスト
| 項目 | 伝える内容 |
|---|---|
| いつから | 「今朝気づいた」「3日前から少しずつ」など |
| どこで | 「キッチンのシンク下」「トイレのタンク横」など |
| どんな状況 | 「ポタポタ漏れている」「水が溢れた」など |
| やったこと | 「止水栓を閉めた」「自分でラバーカップを試した」など |
| 心当たり | 「最近水圧が弱かった」「変な音がしていた」など |
【プロからのアドバイス】「いつから」が意外と重要
実は、「いつから」という情報がとても重要です。
なぜなら、「いつから」が分かると…
- 原因の推測がしやすくなる(急に起きた→部品の破損、徐々に→劣化)
- 被害範囲の見当がつく(1時間前→軽微、1週間前→広範囲の可能性)
- 火災保険の申請に影響する(発生日の特定が必要な場合も)
「いつ気づいたか」だけでなく、「いつから症状があったか」も思い出しておいてください。
水道業者が来るまでにやること③|写真・動画を撮影する
被害状況の記録は、修理前に必ずやっておいてください。
修理が終わってからでは、元の状態が分からなくなります。
撮影しておくべきもの
| 撮影対象 | 撮り方のポイント |
|---|---|
| 水漏れ箇所 | アップと引きの両方、漏れている瞬間 |
| 被害を受けた床・壁 | 濡れている範囲が分かるように |
| 水道メーター | 数値が読めるように |
| 型番・製品名 | 蛇口や設備のラベル |
| 全体の様子 | 部屋全体の状況が分かるように |
写真・動画が役立つ場面
| 場面 | 使い方 |
|---|---|
| 業者への説明 | 電話で状況を伝えるとき、写真があると正確 |
| 見積もりの確認 | 「この状態でこの金額は妥当か」を後から確認 |
| 火災保険の申請 | 被害状況の証拠として必要 |
| 賃貸の場合 | 管理会社への報告、原状回復の証拠 |
| トラブル時の証拠 | 悪徳業者とのトラブル時に役立つ |
【業者の本音】写真があると助かります
これは業者の立場からのお願いなのですが…
「水が出ていたときの写真」があると、本当に助かります。
現場に到着する頃には止水栓を閉めてくれているので、水漏れが止まっている状態。
どこからどのくらい漏れていたのか、写真や動画があると原因特定が早くなります。
「漏れている瞬間」の動画は特に貴重です。余裕があればぜひ撮っておいてください。
水道業者が来るまでにやること④|作業スペースを確保する
業者が作業しやすい環境を整えておくと、修理時間が短くなります。
これは意外と見落としがちなポイントです。
事前にやっておくこと
| 場所 | やっておくこと |
|---|---|
| シンク下・洗面台下 | 収納している物をすべて出しておく |
| トイレ | 掃除用具などを別の場所に移動 |
| 洗濯機周り | 洗濯機を少し動かせるスペースを確保 |
| 通路 | 玄関から作業場所までの動線を確保 |
【現場あるある】作業スペースがなくて時間がかかるケース
私たちが現場で「困るなぁ」と思うのは、シンク下にぎっしり物が詰まっているケースです。
お客様と一緒に物を出すところから始めると、それだけで10〜15分かかることも。
その間も出張費や作業費は発生するので、結果的にお客様の負担が増えてしまいます。
待ち時間に物を出しておいてもらえると、到着後すぐに調査・修理に入れます。
水道業者が来るまでにやること⑤|見積もり比較の準備をする
緊急時でも、見積もりは必ず確認してから修理を依頼してください。
待ち時間を使って、比較検討の準備をしておきましょう。
見積もりで確認すべきポイント
| 項目 | 確認すること |
|---|---|
| 作業内容 | 何をするのか具体的に聞く |
| 料金内訳 | 出張費、作業費、部品代などの内訳 |
| 追加料金の有無 | 「開けてみないと分からない」部分の上限 |
| キャンセル料 | 見積もり後に断った場合の費用 |
| 保証 | 修理後の保証期間と内容 |
複数社に見積もりを取るべきか?
状況によって判断してください。
| 状況 | おすすめの対応 |
|---|---|
| 水が噴き出している緊急事態 | 1社目で見積もり確認後、妥当なら即依頼 |
| 止水栓で止まっている状態 | 2〜3社から見積もりを取って比較 |
| 軽微な水漏れ | 複数社から見積もりを取ってじっくり比較 |
止水栓を閉めて水が止まっているなら、慌てる必要はありません。
複数社から見積もりを取ることで、相場が分かり、悪徳業者を避けられます。
【注意】見積もり前に作業を始めようとする業者は危険
これは絶対に覚えておいてください。
「見積もりは後でいいので、まず作業させてください」という業者は危険です。
作業が終わってから「思ったより大変だったので〇〇万円です」と高額請求されるケースがあります。必ず「見積もりを見てから判断させてください」と伝えてください。
水道業者が来るまでの注意点|やってはいけないこと
待っている間にやってしまいがちなNG行動があります。
やってはいけないこと
| NG行動 | 理由 |
|---|---|
| 自分で無理に修理しようとする | 状況を悪化させる、保証が効かなくなる |
| 配管を分解する | 元に戻せなくなる、水漏れが悪化する |
| 止水栓を無理に回す | 破損して水が噴き出す危険 |
| 証拠を片付けてしまう | 原因特定が難しくなる |
| 外出してしまう | 業者が到着しても対応できない |
【失敗事例】DIYで悪化させて費用が3倍に
先日対応した現場で、こんなケースがありました。
お客様が「業者を待つ間に自分で直せるかも」と思い、シンク下の配管を分解。
ところが、元に戻せなくなってしまい、水漏れが悪化。
結果的に、最初から私たちに任せていれば8,000円で済んだ修理が、
配管の交換も含めて2万5,000円になってしまいました。
待っている間は「現状維持」が正解です。
水道業者が来るまでの待ち時間チェックリスト
業者を呼んだら、このチェックリストを確認してください。
水道業者が来るまでにやることチェックリスト
| チェック | やること |
|---|---|
| □ | 止水栓または元栓を閉めた |
| □ | 漏れた水を拭き取った |
| □ | 電気製品を避難させた |
| □ | 写真・動画を撮影した |
| □ | 状況を整理した(いつから、どこで、どんな状態) |
| □ | 作業スペースを確保した(収納物を出した) |
| □ | 見積もりで確認することを決めた |
| □ | 在宅して待機している |
このリストを全部やっておけば、業者が到着したらすぐに調査・修理に入れます。
水道業者到着後の流れ
参考までに、業者が到着してからの一般的な流れを紹介します。
一般的な修理の流れ
| 順番 | 内容 | 所要時間目安 |
|---|---|---|
| ① | 状況の聞き取り | 5〜10分 |
| ② | 現地調査・原因特定 | 10〜30分 |
| ③ | 見積もりの提示 | 5〜10分 |
| ④ | お客様の判断(依頼するかどうか) | − |
| ⑤ | 修理作業 | 30分〜2時間 |
| ⑥ | 動作確認・説明 | 5〜10分 |
| ⑦ | お支払い | − |
③の見積もり提示の後に「やめます」と言ってもOKです。
キャンセル料がかかる業者もありますが、法外な修理費用を払うよりマシです。
悪徳水道業者を見抜くポイント
水道修理は緊急性が高いため、悪徳業者に狙われやすい分野です。
こんな業者には注意してください。
こんな業者は要注意
| 危険サイン | 具体例 |
|---|---|
| 極端に安い広告 | 「水漏れ修理980円〜」 |
| 見積もり前に作業開始 | 「まず見させてください」と言ってすぐ作業 |
| 不安を煽る | 「今すぐやらないと床が腐ります」 |
| 契約を急かす | 「今日中に決めてくれれば割引」 |
| 追加料金が多い | 「開けてみたら〇〇も必要でした」 |
【業界の裏話】「980円〜」のカラクリ
マグネット広告やネット広告で「水漏れ修理980円〜」と書いてある業者がいますよね。
正直に言うと、980円で修理できるケースはほぼありません。
あの金額は「パッキン1個の部品代」だけだったり、「最低料金の理論値」だったり。
実際は出張費3,000〜5,000円、作業費8,000〜15,000円、部品代…と加算されて、
最終的に数万円になるのが普通です。
広告の金額だけで業者を選ばないでください。
信頼できる水道業者の特徴
逆に、こういう業者なら安心です。
信頼できる業者のチェックポイント
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 事前見積もり | 作業前に必ず見積もりを出してくれる |
| 料金説明 | 内訳を分かりやすく説明してくれる |
| キャンセル可 | 見積もり後に断っても嫌な顔をしない |
| 保証あり | 修理後の保証期間を明示している |
| 口コミが良い | Googleマップなどで評判が良い |
信頼できる水道修理業者の探し方
どこに頼めばいいか迷ったら、以下のサービスがおすすめです。
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まとめ:水道業者が来るまでの準備で修理がスムーズに
【水道業者が来るまでにやることで覚えておいてほしいこと】
- 被害を最小限に抑える
- 止水栓・元栓を閉める
- 水を拭き取る、電気製品を避難
- 状況を整理する
- いつから、どこで、どんな状態か
- 「いつから」が意外と重要
- 写真・動画を撮影する
- 漏れている瞬間の動画が特に貴重
- 保険申請やトラブル時の証拠になる
- 作業スペースを確保する
- シンク下・洗面台下の収納物を出す
- これだけで修理時間が短くなる
- 見積もり比較の準備をする
- 見積もり前に作業を始める業者は危険
- 止水栓で止まっているなら焦らない
20年以上この仕事をしてきて、
「準備ができているお客様の修理は早く終わる」と実感しています。
待ち時間は「何もできない時間」ではありません。
この記事のチェックリストを参考に、
業者が到着したらすぐ修理に入れる状態を作っておいてください。
それが結果的に、修理時間の短縮と費用の節約につながります。
執筆・監修: sumai-trouble.com 運営者
東海エリアで建築会社を20年以上経営。水漏れ・排水つまりの緊急対応実績多数。
最終更新日: 2026年1月


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