雨樋から雨漏りする原因は?詰まり・破損の見分け方と修理費用

雨漏れトラブル
  1. 【結論】雨樋の不具合は雨漏り・外壁劣化・基礎損傷の原因になる
    1. 💡 雨樋の不具合が気になる方へ
  2. 雨樋の種類と役割を理解する
    1. 雨樋の種類と役割
  3. 雨樋から雨漏りが起きる仕組み
    1. 雨樋の不具合が雨漏りにつながる流れ
  4. 雨樋の雨漏り原因①:落ち葉・ゴミによる詰まり
    1. 雨樋が詰まる原因
    2. 雨樋の詰まりサイン
  5. 雨樋の雨漏り原因②:経年劣化による破損・ひび割れ
    1. 雨樋の素材別の寿命
    2. 雨樋の劣化サイン
  6. 雨樋の雨漏り原因③:接合部の外れ・隙間
    1. 雨樋の接合部が外れる原因
    2. 雨樋の接合部トラブルが起きやすい箇所
  7. 雨樋の雨漏り原因④:勾配不良(水が流れない)
    1. 雨樋の勾配不良が起きる原因
    2. 雨樋の勾配不良のサイン
  8. 雨樋の雨漏り原因⑤:谷樋の錆び・穴あき
    1. 谷樋が雨漏りしやすい理由
    2. 谷樋の素材と寿命
  9. 雨樋の不具合を放置するとどうなる?
    1. 雨樋の不具合を放置した場合の被害
  10. 雨樋の不具合を自分で確認する方法
    1. 雨樋のチェックリスト(雨の日)
    2. 雨樋のチェックリスト(晴れの日)
  11. 雨樋の雨漏り修理の費用目安
    1. 雨樋の修理内容別の費用相場
  12. 雨樋の雨漏りに火災保険は使える?
    1. 火災保険が使える可能性がある雨樋の被害
  13. 雨樋の雨漏りを予防するメンテナンス
    1. 雨樋のメンテナンススケジュール
    2. 雨樋の詰まり予防アイテム
  14. 【参考】雨樋の調査・修理を依頼できるサービス
    1. 街角雨漏り相談所
    2. 雨漏り修理110番
    3. リショップナビ
  15. まとめ:雨樋の不具合は雨漏りだけでなく建物全体に影響
    1. 【雨樋の雨漏りで覚えておいてほしいこと】
    2. 雨樋のトラブルは早めに対処を
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【結論】雨樋の不具合は雨漏り・外壁劣化・基礎損傷の原因になる

「雨の日に雨樋から水が溢れてる…」
「雨樋から変な音がする…」

雨樋のトラブルを放置すると、雨漏りだけでなく、外壁や基礎にまで被害が及びます。

雨樋の雨漏り原因発生頻度
落ち葉・ゴミによる詰まり★★★★★
経年劣化による破損・ひび割れ★★★★☆
接合部の外れ・隙間★★★★☆
勾配不良(水が流れない)★★★☆☆
谷樋の錆び・穴あき★★★☆☆

東海エリアで20年以上建築会社を経営してきた経験から、
雨樋・谷樋の雨漏り原因と対処法を詳しく解説します。


💡 雨樋の不具合が気になる方へ

雨樋の状態は、プロに調査してもらうのが確実です。
高所作業が必要なため、ご自身での点検は危険です。

街角雨漏り相談所
24時間365日受付|最短即日対応


雨樋の種類と役割を理解する

まず、雨樋の種類と役割を理解しておきましょう。
雨樋には複数の部位があり、それぞれ雨漏りの原因になります。

雨樋の種類と役割

部位場所役割
軒樋(のきどい)屋根の軒先屋根から流れる雨水を受ける
竪樋(たてどい)外壁に沿って縦方向軒樋の水を地面に流す
集水器軒樋と竪樋の接続部軒樋の水を竪樋に集める
谷樋(たにどい)屋根面が交わる谷部分谷に集まる雨水を排出する

雨樋は屋根の雨水を適切に排出する重要な設備です。
どこか一箇所でも不具合があると、雨漏りや建物への被害につながります。


雨樋から雨漏りが起きる仕組み

「雨樋が壊れても、建物の外だから雨漏りしないのでは?」
と思われるかもしれません。

実は、雨樋の不具合は間接的に雨漏りを引き起こします。

雨樋の不具合が雨漏りにつながる流れ

  1. 雨樋が詰まる・破損する
  2. 雨水がオーバーフローする
  3. 溢れた水が外壁を伝って流れる
  4. 外壁の隙間やひび割れから雨水が侵入
  5. 雨漏り発生

また、谷樋は屋根の一部として機能しているため、
谷樋に穴が開くと、直接的に雨漏りが発生します。


雨樋の雨漏り原因①:落ち葉・ゴミによる詰まり

雨樋トラブルで最も多いのが、詰まりです。

雨樋が詰まる原因

原因詳細
落ち葉周囲に木がある家は特に注意
土・砂風で飛んできて堆積
鳥の巣・糞集水器に巣を作られることも
苔・藻長期間放置で発生
ボール・おもちゃ子どもが投げたものが詰まる

雨樋の詰まりサイン

  • 雨の日に軒樋から水が溢れる(オーバーフロー)
  • 竪樋から水が出てこない
  • 雨樋に草が生えている
  • 軒樋がたわんでいる(水の重みで)

ポイント: 詰まりは年1〜2回の清掃で予防できます。


雨樋の雨漏り原因②:経年劣化による破損・ひび割れ

雨樋も経年劣化します。特に紫外線温度変化で傷みます。

雨樋の素材別の寿命

素材特徴寿命目安
塩ビ(塩化ビニール)最も一般的、軽くて安価15〜20年
ガルバリウム鋼板耐久性が高い、錆びにくい25〜30年
高級、経年で緑青が出る30〜50年
ステンレス錆びない、高価30〜40年

雨樋の劣化サイン

症状状態緊急度
色あせ・変色紫外線による劣化の初期★★☆☆☆
ひび割れ水漏れのリスク★★★★☆
歪み・たわみ勾配不良や破損の前兆★★★☆☆
穴あき水が漏れている★★★★★
割れ・欠損機能していない★★★★★

塩ビ製の雨樋は築15〜20年で交換を検討してください。


雨樋の雨漏り原因③:接合部の外れ・隙間

雨樋は複数のパーツをつなぎ合わせて設置します。
この接合部が外れたり、隙間ができると水漏れします。

雨樋の接合部が外れる原因

  • 経年劣化で接着剤が弱まる
  • 温度変化による膨張・収縮
  • 雪や氷の重みで引っ張られる
  • 強風で動いてずれる
  • 施工不良

雨樋の接合部トラブルが起きやすい箇所

箇所トラブル
軒樋同士の継ぎ目隙間から水漏れ
軒樋と集水器の接続部外れ、隙間
集水器と竪樋の接続部外れ、隙間
竪樋同士の継ぎ目ずれ、外れ
竪樋と排水管の接続部外れ、破損

接合部の外れは、部分的な補修で対応できることが多いです。


雨樋の雨漏り原因④:勾配不良(水が流れない)

軒樋には、水が集水器に向かって流れるよう勾配(傾き)がつけてあります。
この勾配が狂うと、水が流れずに溜まってしまいます。

雨樋の勾配不良が起きる原因

  • 雨樋を支える金具(吊り金具)の劣化・外れ
  • 積雪や氷の重みで変形
  • はしごを立てかけて変形
  • 建物の動き(地震など)
  • 施工時の勾配設定ミス

雨樋の勾配不良のサイン

  • 雨が止んでも軒樋に水が残っている
  • 特定の場所からだけオーバーフローする
  • 軒樋が波打っている

勾配不良は、吊り金具の調整や交換で修正できることが多いです。


雨樋の雨漏り原因⑤:谷樋の錆び・穴あき

谷樋は、屋根面が交わる「谷」部分に設置される樋です。
軒樋や竪樋と違い、屋根の一部として機能しているため、
谷樋に穴が開くと直接雨漏りにつながります。

谷樋が雨漏りしやすい理由

特徴雨漏りリスク
大量の雨水が集まる水量が多く負担が大きい
落ち葉・ゴミが溜まりやすい詰まってオーバーフロー
金属製が多い経年で錆びて穴が開く
屋根の下にある穴が開くと直接雨漏り

谷樋の素材と寿命

素材寿命目安
トタン(亜鉛メッキ鋼板)15〜20年
ガルバリウム鋼板25〜30年
30〜50年
ステンレス30〜40年

特に古いトタン製の谷樋は、錆びて穴が開きやすいです。
築20年以上の瓦屋根は、谷樋の状態を確認してください。


雨樋の不具合を放置するとどうなる?

雨樋のトラブルを放置すると、雨漏り以外にも深刻な被害が発生します。

雨樋の不具合を放置した場合の被害

被害箇所症状
外壁水が伝って汚れ、塗装の劣化、ひび割れからの雨漏り
軒天(のきてん)水が回り込んで腐食、カビ
破風・鼻隠し水がかかり続けて腐食
基礎地面に落ちた水が跳ねて基礎を傷める
地盤水が集中して地盤沈下のリスク
植栽水が集中して根腐れ

雨樋は「建物の外だから大丈夫」ではありません。
外壁や基礎を守る重要な設備です。

→ 雨漏り修理の費用相場はこちらの記事で詳しく解説しています。


雨樋の不具合を自分で確認する方法

雨樋の状態は、雨の日に地上から確認できます。

雨樋のチェックリスト(雨の日)

確認項目チェックポイント
軒樋水が溢れていないか(オーバーフロー)
竪樋水がきちんと流れているか
接合部水が漏れていないか
地面水が一箇所に集中していないか

雨樋のチェックリスト(晴れの日)

確認項目チェックポイント
外観ひび割れ、破損、歪みがないか
接合部外れ、隙間がないか
吊り金具外れ、錆びがないか
軒樋の中草が生えていないか(詰まりのサイン)

注意: 高所の確認は危険です。
はしごに登っての作業は避け、地上から双眼鏡などで確認してください。


雨樋の雨漏り修理の費用目安

雨樋の修理は、内容によって費用が変わります。

雨樋の修理内容別の費用相場

修理内容費用相場
雨樋の清掃(詰まり除去)1万〜3万円
部分補修(ひび割れ・穴)1万〜5万円
接合部の補修1万〜3万円
吊り金具の交換・調整2万〜5万円
雨樋の部分交換3万〜10万円
雨樋の全交換15万〜40万円
谷樋の補修5万〜15万円
谷樋の交換15万〜30万円

ポイント: 詰まりの清掃なら数万円で済みます。
放置して全交換になると10倍以上の費用がかかることも。

→ より詳しい費用相場はこちらの記事をご覧ください。


雨樋の雨漏りに火災保険は使える?

台風や強風で雨樋が破損した場合、火災保険が適用される可能性があります。

火災保険が使える可能性がある雨樋の被害

原因保険適用
台風で雨樋が外れた・飛んだ◎ 可能性高い
強風で雨樋が破損した◎ 可能性高い
雪の重みで雨樋が壊れた○ 可能性あり
雹で雨樋に穴が開いた○ 可能性あり
経年劣化で破損した× 適用外
落ち葉の詰まり× 適用外

→ 火災保険の詳細はこちらの記事で解説しています。


雨樋の雨漏りを予防するメンテナンス

雨樋のトラブルは、定期的なメンテナンスで予防できます。

雨樋のメンテナンススケジュール

頻度メンテナンス内容
年1〜2回雨樋の清掃(落ち葉・ゴミの除去)
年1回目視点検(破損、歪み、接合部)
台風後破損・外れがないか確認
15〜20年ごと雨樋の交換を検討

雨樋の詰まり予防アイテム

詰まりが頻繁に起きる場合は、以下のアイテムが有効です。

  • 落ち葉よけネット:軒樋に被せて落ち葉の侵入を防ぐ
  • 落ち葉よけシート:軒樋の上に貼って落ち葉を滑らせる
  • 集水器用ストレーナー:集水器にゴミが入るのを防ぐ

注意: 雨樋の清掃は高所作業になります。
2階以上の雨樋は、プロに依頼することをおすすめします。


【参考】雨樋の調査・修理を依頼できるサービス

雨樋の状態が気になる方は、まずプロに調査を依頼してください。

街角雨漏り相談所

  • 特徴:24時間365日受付、緊急対応可能
  • 対応:最短即日、スピード対応
  • こんな人に:今すぐ雨樋を見てほしい方
  • リンク街角雨漏り相談所

雨漏り修理110番

  • 特徴:火災保険の申請サポートあり、加盟店が多く全国対応
  • 対応:保険適用の可否を含めた相談が可能
  • こんな人に:火災保険を使って費用を抑えたい方
  • リンク雨漏り修理110番

リショップナビ

  • 特徴:大規模修繕・リフォーム案件に強い
  • 対応:複数社から相見積もり
  • こんな人に:雨樋の全交換を検討している方
  • リンクリショップナビ

まとめ:雨樋の不具合は雨漏りだけでなく建物全体に影響

【雨樋の雨漏りで覚えておいてほしいこと】

  1. 雨樋の不具合は5つの原因
    • 落ち葉・ゴミによる詰まり
    • 経年劣化による破損
    • 接合部の外れ
    • 勾配不良
    • 谷樋の錆び・穴あき
  2. 雨樋の不具合は建物全体に影響
    • 外壁の劣化・雨漏り
    • 軒天・破風の腐食
    • 基礎への悪影響
  3. 谷樋は特に要注意
    • 穴が開くと直接雨漏り
    • 築20年以上の瓦屋根は確認を
  4. 定期的な清掃で予防できる
    • 年1〜2回の清掃がおすすめ
    • 落ち葉よけネットも有効

雨樋のトラブルは早めに対処を

雨樋は「建物の外だから大丈夫」と思われがちですが、
放置すると外壁や基礎まで被害が及びます。

雨の日にオーバーフローしている、水漏れしているなどの症状があれば、
早めにプロに相談してください。


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執筆・監修: sumai-trouble.com 運営者(建築業界歴20年以上)
最終更新日: 2026年1月

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