- 【結論】雨漏りの原因は大きく3箇所に分類される
- 【場所別】東海エリアで多い雨漏り原因トップ10
- 【症状別】あなたの雨漏りはどの原因?診断フロー
- 原因を正確に特定する方法
- 【原因別】修理費用の相場(東海エリア)
- 東海エリア特有の雨漏りリスク
- 火災保険が使えるケース
- 【参考】緊急時に利用できる一括見積もりサービス
- 場所別の雨漏り原因|詳細記事
- まとめ:原因特定がすべての始まり
【結論】雨漏りの原因は大きく3箇所に分類される
天井のシミ、壁の水滴—雨漏りの症状は同じでも、原因は様々です。
東海エリア(愛知・岐阜・三重)で20年以上建築会社を経営してきた経験から、
雨漏りの原因トップ10を場所別・症状別に解説します。
雨漏りの主な原因と修理費用
| 発生場所 | 主な原因 | 修理費用の目安 | 緊急度 |
|---|---|---|---|
| 屋根 | 瓦のズレ、防水シート劣化、谷板金腐食 | 5万〜150万円 | ★★★★★ |
| 外壁 | ひび割れ、コーキング劣化、サッシ周り | 3万〜80万円 | ★★★★☆ |
| その他 | ベランダ防水、雨樋詰まり、天窓 | 5万〜100万円 | ★★★☆☆ |
重要: 原因の特定には専門的な調査が必要です。
自己判断での修理は被害を拡大させる可能性があります。
⚠️ 今すぐ原因を特定したい方へ
雨漏りの原因特定には、プロによる調査(散水試験、赤外線カメラなど)が必須です。
目視だけでは、本当の侵入口は分かりません。
街角雨漏り相談所
24時間365日受付 | 無料調査対応
※原因の見分け方は、この記事で詳しく解説しています
このサイト「sumai-trouble.com」は、
東海エリアで20年以上建築会社を経営している現役のプロが運営しています。
【場所別】東海エリアで多い雨漏り原因トップ10
原因①:屋根|瓦のズレ・割れ
発生率:★★★★★(最多)
なぜ起こるか
| 要因 | 詳細 |
|---|---|
| 経年劣化 | 瓦を固定している釘や銅線が劣化 |
| 台風・強風 | 東海エリアは台風の通り道。瓦が浮く・ズレる |
| 地震 | 揺れで瓦がズレる(東海地震への備えも重要) |
| 施工不良 | 新築時の施工が不適切だった |
こんな症状が出たら要注意
- 天井に茶色いシミができた
- 雨の日だけ天井から水音がする
- 2階の部屋で雨漏り
- 雨が止んでも数時間後に水が垂れてくる
東海エリア特有のポイント
瓦屋根が圧倒的に多い地域です。名古屋市内でも、築30年以上の住宅は瓦屋根が主流。
瓦自体は耐久性が高いですが、下の防水シート(ルーフィング)が先に劣化します。
修理費用:
- 部分修理(数枚の差し替え):5万〜15万円
- 全体の葺き直し:80万〜150万円
- 防水シート交換含む:100万〜200万円
原因②:屋根|防水シート(ルーフィング)の劣化
発生率:★★★★★
なぜ起こるか
瓦やスレートの下には、防水シート(ルーフィング)が敷かれています。
このシートの寿命は約20〜30年。
東海エリアは夏の高温多湿でシートが傷みやすい環境です。
こんな症状が出たら要注意
- 瓦に問題がないのに雨漏りする
- 広範囲に水が染み出している
- 天井裏の木材が腐っている
- カビ臭い
見分け方のポイント
外から見ても分かりません。 屋根裏(小屋裏)に入って、裏側から確認する必要があります。
修理費用:
- 防水シート全面張替え:80万〜150万円
- 瓦を一度外して張替える作業が必要
原因③:屋根|谷板金の腐食
発生率:★★★★☆
なぜ起こるか
「谷(たに)」とは、屋根と屋根の合わせ目部分。
ここには板金(金属の板)が使われていますが、常に水が流れる場所なので劣化が早い。
東海エリアに多い複雑な屋根形状(入母屋造り、寄棟造り)では、谷が複数あることも。
こんな症状が出たら要注意
- 2階と1階の境目付近で雨漏り
- 屋根の合わせ目付近の天井がシミになる
- 大雨の時だけ漏れる
東海エリア特有のポイント
名古屋を中心に、複雑な屋根形状の住宅が多い地域です。
谷が多いほど、雨漏りリスクは高まります。
修理費用:
- 谷板金の交換:15万〜40万円
- 広範囲の場合:50万円〜
原因④:屋根|棟板金の浮き・釘の抜け
発生率:★★★★☆
なぜ起こるか
屋根の頂上部分(棟:むね)を覆っている板金が、風や経年劣化で浮いてくる現象。
特にスレート屋根(コロニアル、カラーベスト)に多い。
こんな症状が出たら要注意
- 強風の日に屋根から音がする
- 屋根の頂上付近がガタついている
- 台風の後に雨漏りが始まった
見分け方
屋根を見上げて、棟の部分が浮いていないかチェック。
ただし、高所なので無理に確認しようとしないこと。
修理費用:
- 棟板金の交換:20万〜50万円
屋根の雨漏り原因を詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
原因⑤:外壁|ひび割れ(クラック)
発生率:★★★★☆
なぜ起こるか
| 要因 | 詳細 |
|---|---|
| 経年劣化 | モルタル外壁は15〜20年でひび割れ |
| 地震 | 東海地震への備えが必要な地域 |
| 施工不良 | 新築時の乾燥不足 |
| 寒暖差 | 夏と冬の温度差で膨張・収縮 |
こんな症状が出たら要注意
- 壁に細いひび(ヘアークラック)がある
- 0.3mm以上の幅のひびがある
- 1階の壁際で雨漏り
- 横殴りの雨の時だけ漏れる
危険度の見分け方
| ひびの幅 | 危険度 | 対応 |
|---|---|---|
| 0.3mm未満 | 低 | 経過観察 |
| 0.3〜1mm | 中 | 早めの補修推奨 |
| 1mm以上 | 高 | 即修理が必要 |
修理費用:
- 部分的なひび補修:3万〜10万円
- 外壁全体の塗り替え:80万〜150万円
原因⑥:外壁|コーキング(シーリング)の劣化
発生率:★★★★★
なぜ起こるか
サイディング外壁の継ぎ目や、窓周りに使われているコーキング(ゴム状の充填材)は、
寿命が約10年。
東海エリアの高温多湿で、劣化が早まります。
こんな症状が出たら要注意
- 窓周りから雨漏り
- サイディングの継ぎ目から水が染み出す
- コーキングがひび割れている
- コーキングが痩せて隙間ができている
見分け方
外壁を近くで見て、コーキング部分を触ってみる(無理のない範囲で)。
指で押してボロボロ崩れたら、完全に寿命です。
修理費用:
- コーキングの打ち替え(全体):30万〜80万円
- 部分的な補修:5万〜15万円
外壁の雨漏り原因を詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
原因⑦:サッシ周り|窓枠の隙間
発生率:★★★★☆
なぜ起こるか
窓枠と外壁の隙間を埋めているコーキングが劣化すると、そこから雨水が侵入。
横殴りの雨の時に特に起こりやすい。
こんな症状が出たら要注意
- 窓の下の壁が濡れる
- カーテンが濡れる
- 窓枠の木部が腐っている
- 台風など強い雨の時だけ漏れる
東海エリア特有のポイント
伊勢湾台風以降、台風対策が進んだ地域ですが、
築30年以上の住宅では窓周りの劣化が進んでいます。
修理費用:
- 窓周りのコーキング補修:3万〜10万円/箇所
窓・サッシの雨漏り原因を詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
原因⑧:ベランダ|防水層の劣化
発生率:★★★★☆
なぜ起こるか
ベランダの床面には防水処理(FRP防水、ウレタン防水など)がされていますが、
寿命は10〜15年。
人が歩く場所なので、劣化が早い。
こんな症状が出たら要注意
- ベランダの真下の部屋で雨漏り
- ベランダの床にひび割れ
- 雨の日にベランダの下から水音
- ベランダの床が剥がれている
見分け方
ベランダの床を見て:
- ひび割れ → 水が侵入している
- 膨れ → 下に水が溜まっている
- 色あせ → 防水層が劣化している
修理費用:
- 防水工事(10㎡):10万〜30万円
ベランダの雨漏り原因を詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
原因⑨:雨樋|詰まり・破損
発生率:★★★☆☆
なぜ起こるか
雨樋が詰まると、雨水が溢れて外壁を伝い、そこから侵入。
東海エリアは台風で枝や落ち葉が飛んでくるため、雨樋が詰まりやすい。
こんな症状が出たら要注意
- 雨の日に雨樋から水が溢れている
- 外壁に水が流れた跡がある
- 1階の軒先付近で雨漏り
- 雨樋が外れている、曲がっている
見分け方
大雨の日に、雨樋から水が正常に流れているかチェック。溢れていたら詰まっている証拠。
修理費用:
- 雨樋の清掃:1万〜3万円
- 雨樋の交換:3万〜10万円/箇所
- 全体交換:20万〜50万円
原因⑩:天窓(トップライト)|パッキンの劣化
発生率:★★☆☆☆
なぜ起こるか
天窓は採光のために設置されますが、雨漏りリスクが非常に高い構造。
パッキン(ゴム部分)の寿命は約10〜15年。
こんな症状が出たら要注意
- 天窓の周りから水が垂れる
- 天窓の下の天井にシミ
- 天窓のガラスが結露している(侵入経路ができている証拠)
東海エリア特有のポイント
天窓のある住宅は少数派ですが、築20年以上の住宅では要注意。
修理費用:
- パッキン交換:5万〜15万円
- 天窓の交換:30万〜80万円
- 天窓の撤去(完全に塞ぐ):20万〜40万円
【症状別】あなたの雨漏りはどの原因?診断フロー
症状から原因を絞り込む
| 症状 | 疑われる原因 | 緊急度 |
|---|---|---|
| 2階の天井にシミ | 屋根(瓦、防水シート、谷板金) | ★★★★★ |
| 1階の壁が濡れる | 外壁(ひび割れ、コーキング)、雨樋 | ★★★★☆ |
| 窓の下が濡れる | サッシ周りのコーキング | ★★★☆☆ |
| ベランダの下の部屋 | ベランダ防水の劣化 | ★★★★☆ |
| 大雨の時だけ | 雨樋の詰まり、外壁のひび | ★★★☆☆ |
| 台風の時だけ | 窓周り、棟板金、瓦のズレ | ★★★★☆ |
| 雨が止んでも垂れる | 防水シートの劣化(水が溜まっている) | ★★★★★ |
診断の限界
重要: 症状から原因を推測できても、正確な特定にはプロの調査が必須です。
理由:
- 水の侵入口と、室内で漏れてくる場所は違う
- 複数の原因が重なっていることもある
- 目視だけでは見えない部分の劣化がある
原因を正確に特定する方法
プロが使う調査方法
| 調査方法 | 内容 | 費用 | 精度 |
|---|---|---|---|
| 目視調査 | 屋根・外壁を目で確認 | 無料〜3万円 | ★★☆☆☆ |
| 散水試験 | 疑わしい箇所に水をかけて再現 | 3万〜10万円 | ★★★★☆ |
| 赤外線カメラ | 温度差で水の侵入経路を特定 | 5万〜15万円 | ★★★★★ |
| ファイバースコープ | 天井裏・壁内部を覗く | 3万〜8万円 | ★★★★☆ |
DIYでできること・できないこと
✅ 自分でできること
- 雨樋の詰まりを確認(地上から見える範囲)
- 外壁のひび割れを確認
- コーキングの劣化をチェック
- ベランダの床をチェック
❌ 自分でやってはいけないこと
- 屋根に登る(命の危険)
- 散水試験(被害を拡大させる可能性)
- 原因不明のままコーキングで埋める
- 天井裏に入る(落下の危険)
【原因別】修理費用の相場(東海エリア)
| 原因 | 修理内容 | 費用相場 | 工期 |
|---|---|---|---|
| 瓦のズレ・割れ | 部分修理 | 5万〜15万円 | 1日 |
| 瓦のズレ・割れ | 葺き替え | 100万〜200万円 | 7〜14日 |
| 防水シート | 全面張替え | 80万〜150万円 | 7〜14日 |
| 谷板金 | 交換 | 15万〜40万円 | 2〜3日 |
| 棟板金 | 交換 | 20万〜50万円 | 2〜3日 |
| 外壁ひび割れ | 部分補修 | 3万〜10万円 | 1日 |
| 外壁ひび割れ | 全面塗装 | 80万〜150万円 | 10〜14日 |
| コーキング | 全体打ち替え | 30万〜80万円 | 3〜5日 |
| サッシ周り | コーキング補修 | 3万〜10万円/箇所 | 半日〜1日 |
| ベランダ防水 | 防水工事 | 10万〜30万円 | 2〜3日 |
| 雨樋 | 清掃 | 1万〜3万円 | 半日 |
| 雨樋 | 全体交換 | 20万〜50万円 | 2〜3日 |
| 天窓 | パッキン交換 | 5万〜15万円 | 1日 |
| 天窓 | 本体交換 | 30万〜80万円 | 2〜3日 |
注意: 上記は目安です。被害の範囲、建物の構造、使用する材料により変動します。
東海エリア特有の雨漏りリスク
①瓦屋根の住宅が多い
愛知県、特に名古屋市内は伝統的に瓦屋根が多い地域。
瓦自体は耐久性が高いですが、下地(防水シート、野地板)が先に劣化します。
②台風の通り道
伊勢湾台風(1959年)以降、東海エリアは台風対策が進みましたが、
近年は台風の大型化で被害が増加傾向。
③複雑な屋根形状が多い
入母屋造り、寄棟造りなど、見た目は美しいですが、
谷(雨水の集中する箇所)が多く、雨漏りリスクが高い構造。
④高温多湿な気候
夏は35度を超える日も多く、防水材・コーキング材の劣化が早まります。
また、湿度が高いため、一度雨漏りするとカビやシロアリが発生しやすい。
⑤地震リスク
東海地震への備えが必要な地域。地震で瓦がズレる、外壁にひびが入るリスクがあります。
火災保険が使えるケース
保険適用の可能性がある原因
| 原因 | 保険の種類 | 適用条件 |
|---|---|---|
| 台風による瓦のズレ | 風災 | 被害額20万円以上(免責金額による) |
| 強風による棟板金の破損 | 風災 | 同上 |
| 豪雨による雨樋の破損 | 水災 | 同上 |
| 雪による屋根の損傷 | 雪災 | 同上 |
保険が使えないケース
- 経年劣化(メンテナンス不足)
- 施工不良
- 地震による被害(地震保険が別途必要)
重要: 保険適用の可否は、保険会社の調査員が判断します。
自己判断で修理する前に、まず保険会社に連絡を。
【参考】緊急時に利用できる一括見積もりサービス
原因を特定し、信頼できる業者を見つけるために、以下のサービスが利用できます。
街角雨漏り相談所
- 特徴:24時間365日受付、緊急対応可能
- 対応:最短即日、スピード対応
- こんな人に:今すぐ調査してほしい方
- リンク:街角雨漏り相談所
雨漏り修理110番
- 特徴:火災保険の申請サポートあり、加盟店が多く全国対応
- 対応:保険適用の可否を含めた相談が可能
- こんな人に:火災保険を使って修理したい方
- リンク:雨漏り修理110番
リショップナビ
- 特徴:大規模修繕・リフォーム案件に強い
- 対応:複数社から相見積もり
- こんな人に:屋根全体の改修を検討している方
- リンク:リショップナビ
どのサービスを使う場合でも、必ず:
- 3社すべての話を聞く
- 現地調査で写真を撮ってもらう
- 見積書の内訳を確認する
- 焦らず比較検討する
を忘れないでください。
一括見積もりサービスは「ツール」です。
正しく使えば、緊急時に複数の業者を比較できる有効な手段になります。
場所別の雨漏り原因|詳細記事
各場所の雨漏り原因と対処法を、さらに詳しく解説しています。
- 屋根の雨漏りはなぜ起きる?種類別の原因と修理の目安
- 【見逃し注意】ベランダの雨漏り原因5つ|1階天井にシミがあったら要注意
- 外壁の雨漏りはなぜ起きる?原因箇所の見つけ方と修理費用
- 窓から雨漏りする原因は?サッシ周りの劣化サインと対処法
- 天窓から雨漏りする原因は?トップライトの弱点と対処法
- 雨樋から雨漏りする原因は?詰まり・破損の見分け方と修理費用
まとめ:原因特定がすべての始まり
【重要ポイント】
- 雨漏りの原因は10種類以上
- 屋根、外壁、ベランダ、雨樋など多岐にわたる
- 症状から推測できても、正確な特定はプロに依頼
- 目視だけでは不十分
- 散水試験や赤外線カメラが必要
- 東海エリアは特有のリスクがある
- 瓦屋根が多い
- 台風の通り道
- 高温多湿でカビ・シロアリのリスク
- 原因が分からないまま修理するのは危険
- 被害を拡大させる可能性
- 無駄な費用がかかる
- 火災保険が使えるケースもある
- 台風・強風による被害は保険適用の可能性
次のステップ
今すぐやること:
- プロに調査依頼(無料見積もり)
- 複数社から見積もりを取る
- 火災保険の証券を確認
放置すると:
- 柱や土台が腐る
- シロアリが発生
- 修理費用が数百万円に
原因を正確に特定し、早期に対処することが、あなたの家と財産を守ります。
執筆・監修: sumai-trouble.com 運営者(建築業界歴20年以上)
最終更新日: 2026年1月


コメント