リモコンが点灯しない、ボタンを押しても何も起きない
給湯器のリモコンを見たら画面が真っ暗で、ボタンを押しても何も反応しない。
「壊れたのか」「修理が必要なのか」「交換しないといけないのか」と、
頭の中で不安が渦巻くと思います。
特に冬場や、小さなお子さんがいる家庭では、焦る気持ちも当然です。
建築会社を経営し、現場で数多くの給湯器トラブルに対応してきた立場から言えば、
「電源が入らない」というトラブルは、実は自分で解決できるケースも少なくありません。
このページでは、
給湯器の電源が入らないときに考えられる原因と、確認すべき順番を整理してお伝えします。
【結論】まず知っておいてほしいこと
給湯器の電源が入らない原因は、
- 電源トラブル(ブレーカー、コンセントなど)
- 安全装置の作動
- 内部故障(基板、配線など)
- 寿命(特に10年以上使っている場合)
のいずれかであることがほとんどです。
順番に確認すれば、
- 自分で解決できるか
- 業者に連絡すべきか
が判断できます。
焦らず、以下のステップを順番に試してみてください。
【まず確認】給湯器の電源が入らない時にチェックすべき4つの基本
電源が入らないとき、まず確認すべきは「給湯器に電気が届いているか」です。
意外に思われるかもしれませんが、
現場では「ブレーカーが落ちていただけ」「コンセントが抜けていただけ」という
ケースも実際にあります。
① 分電盤のブレーカーを確認する
分電盤を開けて、以下を確認してください。
- 給湯器専用のブレーカーが落ちていないか
- 「給湯」「GQ」「電気温水器」などと書かれているブレーカーを探す
- 落ちている場合は、一度上げてみる
ブレーカーが上がらない、またはすぐに落ちる場合:
これは漏電や内部のショートが疑われます。無理に上げ続けず、
この時点で業者に連絡してください。
② コンセントを確認する
給湯器によっては、本体の近くにコンセントがある場合があります。
- コンセントが抜けていないか
- 差し込みが緩んでいないか
- コンセント自体が破損していないか
確認してください。
※ 濡れた手でコンセントを触らないでください。感電のリスクがあります。
③ 停電していないか確認する
他の家電(照明、テレビなど)が正常に動いているか確認してください。
停電の場合は、給湯器だけでなく家全体の電気が止まっているはずです。
④ リモコンの電源ボタンを確認する
リモコンに「電源ボタン」がある場合、
- 電源ボタンがOFFになっていないか
- 家族が誤って切ってしまっていないか
を確認してください。
電源ボタンを押して、リモコンが点灯するか試してみてください。
ここまで確認して復旧すれば
ブレーカーを上げる、コンセントを差し直す、リモコンの電源を入れ直すことで復旧した場合は、
- 一時的な電源トラブルだった
- 誤操作で電源が切れていた
という可能性が高いです。
ただし、頻繁にブレーカーが落ちる場合は、
内部に異常がある可能性があるため、業者に点検を依頼してください。
リモコンが真っ暗な故障時に考えられる「5つの原因」と費用目安
ブレーカー・コンセント・停電に問題がないのに、給湯器の電源が入らない場合は、
以下のいずれかが疑われます。
① ブレーカーが自動遮断されている
給湯器には「漏電遮断器」という安全装置が付いています。
内部で漏電や異常が発生すると、自動的にブレーカーを落として電気を遮断します。
見分け方:
- ブレーカーを上げてもすぐに落ちる
- 他の家電は正常に動いている
対処法:
無理にブレーカーを上げ続けず、業者に連絡してください。
漏電の原因を特定する必要があります。
② リモコンの故障
給湯器本体は正常でも、リモコンだけが故障していることがあります。
見分け方:
- リモコンが完全に反応しない
- ボタンを押しても画面が点灯しない
- バックライトも光らない
対処法:
リモコンだけの交換で済む場合があります。
業者に連絡して、リモコンの故障か本体の故障かを確認してもらってください。
リモコン交換の費用目安:1万〜3万円程度
③ 給湯器本体の基板トラブル
給湯器本体には「制御基板」という電子部品が入っています。
この基板が故障すると、電源が入らなくなることがあります。
基板が故障する原因:
- 経年劣化
- 落雷による過電流
- 水漏れによる浸水
- 虫や小動物の侵入
対処法:
基板の交換が必要になります。
基板交換の費用目安:3万〜5万円程度
ただし、使用年数が10年以上の場合、
基板を交換してもすぐに別の箇所が壊れる可能性があるため、
交換を検討したほうがよいケースもあります。
基板やリモコンの故障は、部品の在庫がないと数日間お湯が使えないこともあります。
東海エリアで
最短即日の修理・交換ができる業者の空き状況は、こちらから確認してください。
[>東海エリアの即日対応業者に空き状況を確認する
④ 配線の断線・接続不良
給湯器本体とリモコンをつなぐ配線が、
- 断線している
- 接続が緩んでいる
- 劣化している
という場合も、電源が入らなくなります。
対処法:
配線の点検・修理が必要です。業者に連絡してください。
⑤ 漏電検知による安全停止
給湯器本体で漏電が発生すると、安全装置が作動して自動的に電源を遮断します。
漏電が発生する原因:
- 水漏れによって内部が濡れている
- 配線の劣化
- 内部部品の故障
対処法:
漏電は感電や火災のリスクがあるため、すぐに業者に連絡してください。
自分で触らないでください。
火災や感電の恐れ!電源が入らないとき「絶対にやってはいけないこと」
給湯器の電源が入らないとき、以下の行動は絶対にしないでください。
× 給湯器本体のカバーを開けて分解する
給湯器の内部には、
- 電気
- ガス(ガス給湯器の場合)
- 水
が複雑に絡んでいます。
資格のない人が触ると、
- 感電
- ガス漏れ
- 火災
といったリスクがあります。
× ブレーカーを何度も上げ続ける
ブレーカーが落ちるのには理由があります。
無理に上げ続けると、
- 漏電による感電
- 内部のショートによる火災
のリスクが高まります。
ブレーカーが上がらない、またはすぐに落ちる場合は、それ以上触らず業者に連絡してください。
× 無理に再起動を繰り返す
リモコンの電源ボタンを何度も押したり、コンセントの抜き差しを繰り返したりしても、故障が直ることはありません。
むしろ、
- 故障が悪化する
- 内部にダメージを与える
可能性があります。
【判断基準】電源が入らない原因が寿命(10年以上)なら修理より交換?
以下のいずれかに当てはまる場合は、自力での解決は難しいため、業者に連絡してください。
① 電源・ブレーカーに問題がないのに完全無反応
- ブレーカーは入っている
- コンセントも接続されている
- 停電もしていない
- リモコンの電源ボタンもONにしている
それでも給湯器が完全に反応しない場合は、内部の故障が疑われます。
② ブレーカーがすぐに落ちる
何度上げてもすぐにブレーカーが落ちる場合は、漏電や内部のショートが疑われます。
感電や火災のリスクがあるため、すぐに業者に連絡してください。
③ 異臭・異音がする
電源が入らないことに加えて、
- 焦げた臭いがする
- ガスの臭いがする
- 異音がする
という場合は、非常に危険です。
すぐに給湯器の使用を中止し、窓を開けて換気し、業者またはガス会社に連絡してください。
④ 使用年数が10年以上
給湯器の一般的な寿命は10〜15年です。
10年以上使っている給湯器の電源が入らなくなった場合、
- 部品供給が終了している可能性がある
- 修理費用が高額になることが多い
- 修理してもすぐに別の箇所が壊れる可能性が高い
ため、修理よりも交換を検討したほうがよいケースが多いです。
10年を超えて電源が入ったらなくなった場合、
一箇所の修理で終わらない『連鎖故障』の歩みです。
経営者としては、無駄な修理費を支払う前に交換見積もりを推奨します。
交換費用を詳しく知りたい方はこちらから
修理をすべき依頼判断ライン|ブレーカーが落ちる・異臭・異音
給湯器の電源が入らないとき、「修理するか、交換するか」は使用年数によって大きく変わります。
使用年数が5年未満の場合
基本方針:修理を優先
- まだ十分に使える可能性が高い
- メーカー保証が残っていることもある
- 部品供給も問題なし
修理費用の目安:
- リモコン交換:1万〜3万円
- 基板交換:3万〜5万円
使用年数が5〜10年の場合
基本方針:修理と交換の両方を見積もり
- 修理費用が3万円以内なら修理を検討
- 修理費用が5万円以上なら交換も視野に入れる
使用年数が10年以上の場合
基本方針:交換を第一候補に
- 修理してもすぐに別の箇所が壊れる可能性が高い
- 部品供給が終了している可能性がある
- 省エネ性能が古く、ランニングコストが高い
建築の現場では、
「10年使っている給湯器の基板を5万円で交換 → 半年後にまた別の箇所が故障 → 結局交換」
というケースをよく見ます。
電源が入らない原因が分かっても、使用年数によって”修理か交換か”の判断は変わります。
最短当日でお湯を復旧させます!あなたに合った「業者選び」の進め方
状況によって、取るべき行動は変わります。以下のどちらに近いか考えてみてください。
【パターン1】今すぐ直したい人
- すでに給湯器の電源が入らず、お湯が使えない
- 小さな子どもや高齢者がいて、今日中にお湯を使いたい
- 冬場で、明日も使えないと困る
→ 即日対応できる業者に相談してみる
即日対応を専門にしている業者であれば、
- 電話やLINEでの相談が無料
- 最短で当日中に訪問・見積もり
- 在庫があれば、その日のうちに交換まで完了
といった対応が可能です。
【パターン2】少し余裕があり、比較してから決めたい人
- 数日以内には解決したいが、少し時間の余裕はある
- 複数の業者で見積もりを比較してから決めたい
- メーカーや機種も含めて、じっくり選びたい
→ 複数の業者から見積もりを取って比較する
2〜3社から見積もりを取ることで、
- 金額の相場が分かる
- 説明の丁寧さや信頼性を比較できる
- 納得して決められる
といったメリットがあります。
電源以外の要因も含めて確認したい場合
電源は入らないと思っていたが、実際には「お湯が出ないだけ」というケースもあります。
給湯器の症状全体を整理したい場合は、以下のページも参考にしてください。
「電源は入らないけど、他にも異常があるかもしれない」という場合は、以下のページで完全停止時のチェックリストを確認してください。
まとめ|電源が入らない=即交換ではない、ただし判断は先延ばしにしない
給湯器の電源が入らないとき、「すぐに交換しないといけない」と思い込む必要はありません。
まずは落ち着いて、順番に確認してください:
- ブレーカー・コンセント・停電を確認
- リモコンの電源ボタンを確認
- それでもダメなら、内部故障の可能性を考える
- 使用年数によって、修理か交換かを判断
ただし、以下の場合は業者に連絡してください:
- 電源・ブレーカーに問題がないのに完全無反応
- ブレーカーがすぐに落ちる
- 異臭・異音がする
- 使用年数が10年以上
建築会社を経営する立場から言えば、「判断を先延ばしにすること」が一番のリスクです。
「まだ様子を見よう」と放置して、
- 冬の夜にお湯が使えなくなる
- 家族に迷惑をかける
- 結局、慌てて高い業者に頼む
というパターンを何度も見てきました。
電源が入らないことに気づいたら、
このページの内容を順番に確認して、早めに判断してください。
見積もりを見てから決めることもできますので、まずは相談だけでも構いません。
それが、後悔しない対処法です。


コメント