給湯器から水漏れ!?原因の特定方法と危険なケース・修理費用をプロが解説

給湯器トラブル
  1. 【結論】少量でも放置せず、原因を特定してから判断する
  2. 【故障じゃない?】給湯器の下に水たまりができる3つの原因
    1. 水漏れではない可能性があるケース
      1. ① 結露水(正常な現象)
      2. ② 凍結予防運転による排水(正常な現象)
      3. ③ 逃し弁からの排水(安全装置の作動)
    2. 水漏れの可能性が高いケース
  3. 配管?内部?給湯器の水漏れ危険度を判断するチェックポイント
    1. ポイント① 水の量
    2. ポイント② 水漏れの場所
    3. ポイント③ 水の色・臭い
  4. 水漏れの場所特定とエラーコードのチェック手順
    1. STEP1:水漏れの場所を特定する
    2. STEP2:水の量を確認する
    3. STEP3:水の色・臭いを確認する
    4. STEP4:給湯器を使っていないときも漏れているか確認する
    5. STEP5:リモコンにエラーコードが出ていないか確認
  5. 放置は厳禁!すぐに業者へ連絡すべき「危険な水漏れ」の例
    1. ① 水の量が多く、常に水たまりができている
    2. ② 給湯器本体の内部から漏れている
    3. ③ リモコン周辺が濡れている
    4. ④ 茶色い水が漏れている
    5. ⑤ 使用年数が10年以上
    6. ⑥ 冬場で、凍結による配管破裂の可能性がある
  6. 業者が来るまでに!水漏れを止める緊急措置と騒音バルブの対処方
    1. ① 給湯器の使用を中止する
    2. ② 給水バルブを閉める
    3. ③ 水をバケツやタオルで受け止める
    4. ④ 漏電ブレーカーを切る(漏電のリスクがある場合)
  7. 給湯器の水漏れ修理費用はいくら?交換との利益分岐点を比較
    1. 修理か交換か?
  8. マンションの場合の注意点
    1. ① 管理会社に連絡する
    2. ② 階下への水漏れに注意
  9. よくある質問(Q&A)
    1. Q1. 少量の水漏れでも、放置するとどうなりますか?
    2. Q2. 自分で配管の接続部を締め直してもいいですか?
    3. Q3. 夜間に水漏れを発見しました。すぐに業者を呼ぶべきですか?
    4. Q4. 賃貸住宅の場合、修理費用は誰が負担しますか?
  10. 最短即日解決?当面の見積り?あなたに合った業者の選択
    1. 【パターン1】今すぐ修理・交換が必要な人
    2. 【パターン2】少し余裕があり、比較してから決めたい人
  11. まとめ|水漏れは放置せず、原因を特定する

【結論】少量でも放置せず、原因を特定してから判断する

給湯器の下に水たまりができていたり、配管から水が漏れているのを発見したとき、
「これは大丈夫なのか」「すぐに業者を呼ぶべきか」と不安になると思います。

建築会社を経営し、数多くの給湯器水漏れトラブルに対応してきた立場から言えば、
水漏れは「少量だから大丈夫」ではなく、
「原因によって危険度が大きく変わる」ため、放置せず原因を特定することが重要です。

このページでは、

  • 「水漏れの危険度の見分け方」
  • 「自分で確認できること」
  • 「すぐに業者に連絡すべきケース」
  • 「応急処置の方法」

を整理してお伝えします。


【故障じゃない?】給湯器の下に水たまりができる3つの原因

給湯器の下に水たまりがあっても、必ずしも故障とは限りません。以下の点を確認してください。

水漏れではない可能性があるケース

① 結露水(正常な現象)

冬場や湿度の高い日に、給湯器本体や配管の表面に結露が発生し、水滴が落ちることがあります。

見分け方:

  • 水の量が少ない(数滴〜少量)
  • 冬場や雨の日だけ発生する
  • 給湯器を使っていないときにも発生する
  • 水たまりが時間とともに乾く

対処法:

結露であれば、故障ではないため、特に対処は不要です。
ただし、結露が多い場合は、換気を良くすることで改善することがあります。


② 凍結予防運転による排水(正常な現象)

一部の給湯器では、凍結予防運転が作動すると、配管内の水を一時的に排出することがあります。

見分け方:

  • 冬場の朝方に発生する
  • 少量の水が給湯器の下に出ている
  • リモコンに「凍結予防運転中」などの表示が出ている

対処法:

凍結予防運転による排水であれば、正常な動作のため問題ありません。


③ 逃し弁からの排水(安全装置の作動)

給湯器には「逃し弁(圧力逃がし弁)」という安全装置が付いており、
内部の圧力が高くなると、自動的に水を排出して圧力を下げます。

見分け方:

  • お湯を大量に使った直後に発生する
  • 少量の水が排出される
  • 一時的なもので、すぐに止まる

対処法:

一時的な圧力上昇による排水であれば、正常な動作です。
ただし、頻繁に排水される場合は、内部の圧力調整機能に異常がある可能性があるため、
業者に相談してください。


水漏れの可能性が高いケース

以下に当てはまる場合は、故障による水漏れの可能性が高いです。

  • 水の量が多い(常に水たまりができている)
  • 給湯器を使っていないときにも、常に水が漏れている
  • 水たまりが時間が経っても乾かない
  • 配管の接続部から明らかに水が漏れている
  • 給湯器本体から水が噴き出している

この場合は、以下のセクションに進んでください。


配管?内部?給湯器の水漏れ危険度を判断するチェックポイント

水漏れが故障によるものだと分かったら、以下の3つのポイントで危険度を判断してください。

ポイント① 水の量

水の量危険度対応
数滴〜少量低〜中原因を確認し、応急処置。数日以内に業者に相談。
常に水たまりができる中〜高すぐに使用を中止し、業者に連絡。
噴き出しているすぐに給水バルブを閉め、業者に連絡。

ポイント② 水漏れの場所

場所危険度理由
配管の接続部接続部のゆるみやパッキンの劣化。比較的修理しやすい。
給湯器本体の内部熱交換器や内部配管の破損。修理が高額、または交換が必要。
リモコン周辺漏電のリスクがあり、非常に危険。

ポイント③ 水の色・臭い

水の色・臭い危険度理由
透明な水低〜中給水系統の水漏れ。比較的対処しやすい。
茶色い水・錆びた臭い配管や熱交換器の腐食。交換が必要なケースが多い。
油のような臭い燃焼系統の異常の可能性。すぐに使用を中止。

水漏れの場所特定とエラーコードのチェック手順

水漏れを発見したら、以下の手順で確認してください。

※ 給湯器本体のカバーを開けたり、配管を触ったりしないでください。

STEP1:水漏れの場所を特定する

以下のどこから水が漏れているか、目視で確認してください。

  • 給湯器本体の下
  • 配管の接続部
  • 給水バルブ周辺
  • 追い焚き配管の接続部

※ 本体には触れず、目で見るだけにしてください。


STEP2:水の量を確認する

  • 数滴程度なのか
  • 常に水たまりができているのか
  • 噴き出しているのか

を確認してください。

水の量が多い場合は、バケツやタオルで応急的に受け止めてください。


STEP3:水の色・臭いを確認する

  • 透明な水なのか
  • 茶色く濁っているのか
  • 臭いがあるか

を確認してください。


STEP4:給湯器を使っていないときも漏れているか確認する

  • 蛇口を閉めて、給湯器を使っていない状態でも水が漏れているか確認
  • 使っていないときも漏れている場合は、常時水漏れが発生している

STEP5:リモコンにエラーコードが出ていないか確認

水漏れによって、内部のセンサーが異常を検知してエラーコードが出ることがあります。

エラーコードが表示されている場合は、メモを取ってください。


放置は厳禁!すぐに業者へ連絡すべき「危険な水漏れ」の例

以下のいずれかに当てはまる場合は、自己判断で対処せず、すぐに業者に連絡してください。

① 水の量が多く、常に水たまりができている

少量の水漏れでも、放置すると:

  • 水道代が跳ね上がる(1ヶ月で数千円〜数万円になることも)
  • 床が水浸しになる
  • 漏電のリスクがある

ため、早急に対応が必要です。


② 給湯器本体の内部から漏れている

配管の接続部ではなく、給湯器本体の内部から漏れている場合は、

  • 熱交換器の破損
  • 内部配管の腐食

などが疑われます。

この場合、修理ではなく交換が必要になることが多いです。


③ リモコン周辺が濡れている

リモコン周辺に水がかかると、

  • 漏電のリスクがある
  • 感電の危険がある

ため、すぐに給湯器の使用を中止してください。


④ 茶色い水が漏れている

茶色く濁った水が漏れている場合は、配管や熱交換器が腐食している可能性が高いです。

放置すると、

  • 水漏れが悪化する
  • 給湯器本体が故障する

ため、早急に対応が必要です。


⑤ 使用年数が10年以上

給湯器の寿命は一般的に10〜15年です。

10年以上使っている給湯器から水漏れが発生している場合、

  • 内部の複数箇所が劣化している
  • 修理してもすぐ別の箇所が壊れる

可能性が高いため、交換を視野に入れることをおすすめします。

10年以上の水漏れは、修理しても別箇所が続くことが多いので、
「修理できる条件」と「交換判断」を先に整理したほうが安全です。
給湯器が10年以上使われている場合は修理できるのか


⑥ 冬場で、凍結による配管破裂の可能性がある

冬場に水漏れが発生した場合、凍結によって配管が破裂している可能性があります。

→ 冬に給湯器が凍結したときにやっていいこと・ダメなこと


業者が来るまでに!水漏れを止める緊急措置と騒音バルブの対処方

業者に連絡してから、実際に来てもらうまでの間、以下の応急処置を行ってください。

① 給湯器の使用を中止する

水漏れが発生している状態で給湯器を使い続けると、

  • 水漏れが悪化する
  • 漏電のリスクが高まる
  • 故障が進行する

ため、すぐに使用を中止してください。


② 給水バルブを閉める

給湯器本体の下にある「給水バルブ」を閉めることで、水の供給を止めることができます。

給水バルブの場所:

  • 給湯器本体の下部
  • 配管の接続部付近
  • ハンドルを時計回りに回すと閉まる

注意点:

給水バルブを閉めると、家全体のお湯が使えなくなります。
ただし、水漏れを止めるためには必要な措置です。


③ 水をバケツやタオルで受け止める

水漏れが止まらない場合は、バケツやタオルで応急的に水を受け止めてください。

床が水浸しになると、

  • 床材が傷む
  • 階下に水が漏れる(マンションの場合)

といったリスクがあります。


④ 漏電ブレーカーを切る(漏電のリスクがある場合)

リモコン周辺が濡れている、または水が電気系統にかかっている可能性がある場合は、

  • 分電盤の「漏電ブレーカー」を切る
  • 給湯器専用のブレーカーを切る

ことで、漏電のリスクを減らすことができます。


給湯器の水漏れ修理費用はいくら?交換との利益分岐点を比較

水漏れの修理費用は、原因や場所によって大きく変わります。

原因修理費用の目安
配管の接続部のゆるみ・パッキン交換5,000円〜1万円
配管の部分交換1万〜3万円
配管の全体交換3万〜10万円
給湯器本体の内部配管・熱交換器の破損5万〜15万円(交換が必要なケースが多い)

修理か交換か?

使用年数が10年以上の場合、水漏れの修理費用が5万円以上かかるなら、交換を検討したほうがよいケースが多いです。

交換費用の目安:

  • ガス給湯器(24号・追い焚き付き):15万〜25万円
  • エコジョーズ(24号・追い焚き付き):20万〜30万円

建築の現場では、「10年使っている給湯器の水漏れを5万円で修理 → 半年後にまた別の箇所が壊れて、結局交換」というケースをよく見ます。

→ 給湯器の修理と交換はどっち?判断基準と後悔しない考え方


マンションの場合の注意点

マンションで給湯器から水漏れが発生した場合、以下の点に注意してください。

① 管理会社に連絡する

マンションの給湯器は、

  • 共用部分の設備として扱われることがある
  • 修理・交換の許可が必要なことがある

ため、まず管理会社に連絡してください。


② 階下への水漏れに注意

水漏れが多い場合、階下に水が漏れる可能性があります。

階下に水が漏れると、

  • 階下の住人に迷惑をかける
  • 損害賠償を請求されることがある

ため、早急に応急処置を行ってください。


よくある質問(Q&A)

Q1. 少量の水漏れでも、放置するとどうなりますか?

A. 少量の水漏れでも、放置すると:

  • 水道代が跳ね上がる(1ヶ月で数千円〜数万円)
  • 水漏れが悪化する(徐々に漏れる量が増える)
  • 漏電のリスクが高まる
  • 床材が傷む

といったリスクがあります。

「少量だから大丈夫」と思わず、早めに原因を特定して対処してください。


Q2. 自分で配管の接続部を締め直してもいいですか?

A. おすすめしません。

配管の接続部を素人が触ると、

  • 締めすぎて配管が破損する
  • 締め方が不十分で、さらに水漏れが悪化する
  • ガス配管に触れてしまい、ガス漏れのリスクがある

といった可能性があります。

給湯器や配管に触るのは、資格を持った業者に任せてください。


Q3. 夜間に水漏れを発見しました。すぐに業者を呼ぶべきですか?

A. 水の量と状況によります。

  • 水が噴き出している、リモコン周辺が濡れている:すぐに給水バルブを閉めて、夜間対応の業者に連絡
  • 少量の水漏れ:応急処置(給水バルブを閉める、バケツで受け止める)を行い、翌朝に業者に連絡

夜間対応は時間外料金がかかることが多いため、
緊急性が低い場合は翌朝まで待つのも選択肢です。


Q4. 賃貸住宅の場合、修理費用は誰が負担しますか?

A. 基本的には、大家さん(物件所有者)が負担します。

ただし、

  • 借主の過失(無理に配管を触った、など)が原因の場合は、借主負担になることもある

ため、まずは大家さんまたは管理会社に連絡してください。


最短即日解決?当面の見積り?あなたに合った業者の選択

状況によって、取るべき行動は変わります。以下のどちらに近いか考えてみてください。

【パターン1】今すぐ修理・交換が必要な人

  • 水の量が多く、常に水たまりができている
  • リモコン周辺が濡れている
  • 茶色い水が漏れている
  • 水が噴き出している

→ 即日対応できる業者に相談してみる

即日対応を専門にしている業者であれば、

  • 電話やLINEでの相談が無料
  • 最短で当日中に訪問・見積もり
  • 応急処置から本格的な修理・交換まで対応

といった対応が可能です。

→ 即日対応の業者に相談する


【パターン2】少し余裕があり、比較してから決めたい人

  • 水漏れの量は少ない
  • 数日以内には対処したいが、少し時間の余裕はある
  • 修理か交換か、複数の業者で見積もりを比較したい

→ 複数の業者から見積もりを取って比較する

2〜3社から見積もりを取ることで、

  • 金額の相場が分かる
  • 説明の丁寧さや信頼性を比較できる
  • 納得して決められる

といったメリットがあります。

→ 給湯器交換を比較して決めたい人向けのページ


まとめ|水漏れは放置せず、原因を特定する

給湯器からの水漏れは、「少量だから大丈夫」ではなく、
「原因によって危険度が大きく変わる」ため、放置せず原因を特定することが重要です。

大切なのは、「水の量・場所・色」を確認して、危険度を判断すること。

  • やるべきこと:
    水漏れの場所・量・色を確認、給水バルブを閉める、業者に連絡
  • やってはいけないこと:
    配管を自分で触る、水漏れを放置する
  • すぐに業者に連絡すべきライン:
    水の量が多い、本体内部から漏れている、リモコン周辺が濡れている、茶色い水が漏れている

建築会社を経営する立場から言えば、「水漏れは早期発見・早期対処が基本」です。

少量の水漏れでも、放置すると水道代が跳ね上がったり、漏電のリスクが高まったりします。

まずは原因を確認して、必要なら業者に相談してください。

それが、後悔しない対処法です。

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