- リモコンは点いているのに、お湯が出ない
- 【結論】最初に伝える要点
- STEP1【まず確認】水とガスは届いている?ガスメーター遮断や凍結のセルフチェック
- STEP2 意外と多い設定ミス!給湯スイッチや「優先」設定の落とし穴
- STEP3 エラーコードを漏らさないで!一瞬だけ表示される数字のメモが修理のカギ
- STEP4【故障箇所を特定】電磁弁やセンサーの不具合?プロが教える原因別リスク
- 10年以上なら要注意!修理しても「またすぐ交換する」連鎖故障のリスク
- 【要注意】緊急ガス臭い・異音・水漏れがある場合は今すぐ使用を中止してください
- 「今夜お風呂に入りたいか」「できるだけ費用を抑えたいか」状況別の業者選び
- 放置した場合のリスク
- よくある質問(Q&A)
- まとめ|お湯が出ない=即交換ではない、ただし放置はリスク
リモコンは点いているのに、お湯が出ない
給湯器のリモコンは点灯している、ボタンも反応する、でも蛇口をひねってもお湯が出ない。
「完全に壊れたわけではなさそうだけど、どうすればいいのか分からない」
「修理が必要なのか、それとも交換しないといけないのか」と、
判断に迷っている方は多いと思います。
特に冬場や、小さなお子さんがいる家庭では、
「今日中にどうにかしないと」という焦りもあるでしょう。
建築会社を経営し、現場で数多くの給湯器トラブルに対応してきた立場から言えば、
この「電源は入るが、お湯が出ない」という症状は、実は原因の特定がしやすく、
自分で解決できるケースもあります。
このページでは、お湯が出ないときに確認すべきポイントを順番に整理し、
- 「自分で対処できるか」
- 「業者に連絡すべきか」
- 「修理か交換か」
を判断できる材料をお渡しします。
【結論】最初に伝える要点
給湯器の電源は入っているのにお湯が出ない原因は、
- 給水・ガスの供給トラブル
- 安全装置の作動
- 設定・操作ミス
- 内部部品の不具合
のいずれかであることが多いです。
順番に確認すれば、
- 自分で解決できるか
- 業者に連絡すべきか
- 修理か交換か
の方向性が見えてきます。
ただし、無理に触ると危険なケースもあるため、
「ここまでは自分で確認していい」「ここからは業者に任せる」というラインを
意識しながら進めてください。
STEP1【まず確認】水とガスは届いている?ガスメーター遮断や凍結のセルフチェック
【まずはここだけ確認】
□ 水は出る
□ ガスコンロは点く
□ 給水バルブは開いている
□ 凍結していない
最初に確認すべきは、「給湯器にお湯を作るための材料(水とガス)が正常に届いているか」です。
① 水は出るか(他の蛇口も確認)
確認方法:
- キッチン、洗面所、お風呂など、複数の場所で水を出してみる
- 水が正常に出れば、給水に問題はない
水が出ない場合:
- 断水の可能性がある
- 給湯器の問題ではなく、水道側のトラブル
水は出るがお湯が出ない場合:
- 給湯器側の問題の可能性が高い
② ガスコンロは点火するか(ガス給湯器の場合)
確認方法:
- ガスコンロを点火してみる
- 正常に点火すれば、ガスの供給に問題はない
ガスコンロも点火しない場合:
- ガスメーターが遮断されている可能性がある
- ガスメーターに「復帰ボタン」がある場合は、取扱説明書を見ながら復帰操作を試す
ガスコンロは点火するがお湯が出ない場合:
- 給湯器側のガス系統に問題がある可能性が高い
③ 給水・給湯バルブが閉まっていないか
確認方法:
給湯器本体の下にある「給水バルブ」を確認してください。
- バルブが閉まっていないか(レバーが横向きになっていないか)
- 工事や点検の後に閉めたまま忘れていることがある
※ 自分で触っていい範囲:
- バルブの開閉は、資格がなくても触って大丈夫
- ただし、配管を外したり、接続部を緩めたりするのはNG
④ 冬場:配管の凍結はないか
確認方法:
- 外気温が氷点下になっていないか
- 給湯器本体や配管が白く凍っていないか
凍結が疑われる場合:
- 気温が上がるまで待つのが基本
- 無理に熱湯をかけると、配管が破裂する危険がある
STEP2 意外と多い設定ミス!給湯スイッチや「優先」設定の落とし穴
水・ガスに問題がない場合、次に確認すべきは「設定や操作ミス」です。
現場では意外に多いのが、
「給湯機能がOFFになっていた」「温度設定が低すぎた」というケースです。
① 給湯スイッチがOFFになっていないか
確認方法:
リモコンを見て、「給湯」または「お湯」のボタンがOFFになっていないか確認してください。
- OFFになっている場合は、ONにして再度試す
※ 追い焚きと給湯の違いに注意:
- 「追い焚き」は、お風呂のお湯を温め直す機能
- 「給湯」は、蛇口からお湯を出す機能
追い焚きスイッチだけONになっていて、給湯スイッチがOFFという場合、
蛇口からお湯は出ません。
② 温度設定が極端に低くないか
確認方法:
リモコンの温度設定を確認してください。
- 設定温度が30℃以下など、極端に低い場合は、お湯が「ぬるい」と感じることがある
- 40〜42℃に設定し直して、再度試す
③ 優先切替がされていないか(複数リモコンがある場合)
確認方法:
お風呂場とキッチンなど、複数の場所にリモコンがある場合、
- どちらのリモコンが「優先」になっているか確認
- 優先でないリモコンからは温度設定ができないことがある
自分でお手上げだと思いましたら、無理に触らずにプロにお任せしましょう。
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STEP3 エラーコードを漏らさないで!一瞬だけ表示される数字のメモが修理のカギ
リモコンにエラーコードが表示されていないか、もう一度確認してください。
① 一瞬だけ表示されるケース
よくあるパターン:
- エラーコードが一瞬だけ表示されて、すぐに消える
- 操作中に一瞬出て、気づかない
対処法:
- リモコンをじっくり観察して、エラーコードが出ないか確認
- 出た場合は、メモを取る
② 履歴が残らない場合がある
給湯器の機種によっては、エラーコードの履歴が残らないことがあります。
そのため、一瞬でもエラーコードを見かけたら、
- 数字やアルファベットを正確にメモする
- 写真を撮っておく
と、後で業者に伝えるときに役立ちます。
③ エラーコードが出ている場合
エラーコードが表示されている場合は、給湯器が異常を検知して停止しています。
STEP4【故障箇所を特定】電磁弁やセンサーの不具合?プロが教える原因別リスク
ここまで確認しても、お湯が出ない場合は、給湯器本体の内部に原因がある可能性が高いです。
以下、よくある原因を整理します。
よくある原因と対処の可否
| 原因 | 症状 | 自分で対処できるか | 業者対応の必要性 |
|---|---|---|---|
| 給湯電磁弁の故障 | お湯が出ない、または出たり止まったりする | × | ○(部品交換が必要) |
| 給水フィルターの詰まり | 水圧が弱い、お湯が出にくい | △(取扱説明書を見ながらフィルター清掃を試せる機種もある) | ○(自信がなければ業者に依頼) |
| 熱交換器の詰まり・劣化 | お湯がぬるい、温度が安定しない | × | ○(高額修理、または交換を検討) |
| 温度センサーの故障 | お湯の温度が設定と違う、不安定 | × | ○(部品交換が必要) |
| 基板の故障 | リモコンは点灯するが、給湯器が作動しない | × | ○(部品交換が必要) |
| 経年劣化(複数箇所) | 様々な症状が複合的に出る | × | ○(修理より交換が現実的なケースが多い) |
この段階からは業者対応が基本
上記の表にある「×」の項目は、資格のない人が触ると危険、または触っても直らないものです。
特に、
- 給湯器本体のカバーを開ける
- 内部の部品を触る
- 配線をいじる
といった行為は、
- 感電
- ガス漏れ
- 水漏れ
のリスクがあるため、絶対にしないでください。
給水フィルターの清掃について
一部の機種では、取扱説明書に「給水フィルターの清掃方法」が記載されていることがあります。
清掃できる条件:
- 取扱説明書に清掃方法が明記されている
- 手順を理解できる
- 給水バルブを閉める作業に不安がない
清掃できない、またはしないほうがいい条件:
- 取扱説明書がない
- 手順が分からない
- 給湯器本体の設置場所が高所や狭い場所で、作業が危険
- 配管を触ることに不安がある
無理に清掃しようとして、
- 配管を破損させる
- 水漏れを起こす
というトラブルも現場では見てきました。少しでも不安があれば、業者に依頼してください。
10年以上なら要注意!修理しても「またすぐ交換する」連鎖故障のリスク
お湯が出ない原因が内部部品の故障だった場合、
「修理するか、交換するか」は使用年数によって大きく変わります。
使用年数が5年未満の場合
基本方針:修理を優先
- まだ十分に使える可能性が高い
- メーカー保証が残っていることもある
- 部品供給も問題なし
修理費用の目安:
- 電磁弁交換:1万〜3万円
- 温度センサー交換:1万〜2万円
- 基板交換:3万〜5万円
使用年数が5〜10年の場合
基本方針:修理と交換の両方を見積もり
- 修理費用が3万円以内なら、修理を検討してもよい
- 修理費用が5万円以上なら、交換も視野に入れる
- 「今後あと何年使いたいか」で判断
使用年数が10年以上の場合
基本方針:交換を第一候補に
- 給湯器の一般的な寿命は10〜15年
- 修理してもすぐに別の箇所が壊れる可能性が高い
- 部品供給が終了している可能性がある
- 省エネ性能が古く、ランニングコストが高い
建築の現場では、
「10年使っている給湯器を5万円で修理 → 1年後にまた別の箇所が故障 → 結局交換で20万円
→ トータルで25万円」というケースをよく見ます。
最初から交換していれば、20万円で10年以上安心して使えたはずです。
【要注意】緊急ガス臭い・異音・水漏れがある場合は今すぐ使用を中止してください
以下のいずれかに当てはまる場合は、
すぐに給湯器の使用を中止し、業者またはガス会社に連絡してください。
① ガス臭がする
ガスの臭いがする場合は、ガス漏れの可能性があります。
対処法:
- すぐに給湯器の使用を中止
- ガスの元栓を閉める
- 窓を開けて換気
- 火気を使わない(電気のスイッチも触らない)
- ガス会社に連絡(24時間対応)
② 異音・焦げ臭いにおいがする
- 「ボンッ」という爆発音
- 焦げた臭い、プラスチックが溶けたような臭い
- 「ブーン」という異常に大きな音
これらは、内部で異常が発生している可能性が高いです。
③ 水漏れしている
給湯器本体や配管から水漏れが発生している場合、
- 配管の破損
- 内部部品の故障
が疑われます。
「今夜お風呂に入りたいか」「できるだけ費用を抑えたいか」状況別の業者選び
ここまで確認して、
「自分では解決できない」「業者に連絡する必要がある」と判断した場合、
次に取るべき行動は状況によって変わります。
【パターンA】今すぐ解決したい人
以下のいずれかに当てはまる場合は、即日対応を検討する価値があります。
- すでにお湯が使えず、小さな子どもや高齢者がいる
- 冬場で、明日もお湯が使えないと困る
- 在宅介護をしていて、入浴が必要
- 翌日に重要な予定がある
即日対応という選択肢:
即日対応を専門にしている業者であれば、
- 電話やLINEでの相談が無料
- 最短で当日中に訪問・見積もり
- 在庫があれば、その日のうちに交換まで完了
といった対応が可能です。
ただし、注意点もあります:
- 夜間・休日料金が発生することがある(5,000円〜1万円程度)
- 機種の選択肢が限られることがある(在庫の関係)
- 焦っている状態で見積もりを見ると、冷静な判断がしにくい
「今日中にどうにかしたい」という気持ちは分かりますが、
- 見積もりを見てから判断できるか
- 追加費用の有無を事前に説明してくれるか
- 見積もり後にキャンセルできるか
を確認してから依頼することをおすすめします。
【パターンB】比較して決めたい人
以下のような場合は、複数の業者から見積もりを取って比較することをおすすめします。
- 数日以内には解決したいが、少し時間の余裕はある
- 修理か交換か、複数の業者の意見を聞いてから決めたい
- メーカーや機種も含めて、じっくり選びたい
- 費用を抑えたい
複数見積もりの意味:
2〜3社から見積もりを取ることで、
- 金額の相場が分かる
- 「修理した場合」と「交換した場合」の両方の見積もりを比較できる
- 説明の丁寧さや信頼性を比較できる
- 納得して決められる
といったメリットがあります。
焦って決めない重要性:
建築の現場では、「焦って1社だけで決めて後悔する」ケースをよく見ます。
- 「他の業者なら10万円安かった」
- 「説明が不十分で、後から追加費用を請求された」
- 「工事保証が付いていなかった」
こういった後悔を避けるためには、「少し時間をかけても、納得して決める」ことが大切です。
放置した場合のリスク
「お湯が出ないけど、まだ様子を見よう」と放置すると、以下のリスクがあります。
① 生活への影響が長引く
お風呂に入れない、食器が洗いにくい、といった不便が続きます。
特に冬場や、小さなお子さんがいる家庭では、生活への影響が大きくなります。
② 故障が悪化する可能性
内部部品の故障が原因の場合、放置すると、
- 故障箇所が広がる
- 修理費用が高額になる
- 最悪の場合、水漏れやガス漏れにつながる
といったリスクがあります。
③ 冬場に突然完全停止するリスク
「今はまだお湯が出ないだけ」でも、放置すると、
- 冬の夜に完全に停止する
- 業者の予約が取れず、数日間お湯が使えない
という状況になることがあります。
冬場(12月〜3月)は給湯器トラブルが集中するため、
業者の予約が埋まっていることが多いです。
④ 家族への負担
お湯が使えないことで、
- 小さな子どもをお風呂に入れられない
- 高齢者が体調を崩す
- 家族がストレスを感じる
といった影響が出ることがあります。
よくある質問(Q&A)
Q1. リモコンは点灯しているのに、給湯ボタンを押しても反応しません。故障ですか?
A. 給湯ボタンを押しても反応しない場合、以下の可能性があります。
- リモコンの故障
- 給湯器本体の基板故障
- 配線の断線
いずれも業者対応が必要です。使用年数が10年以上であれば、
交換を検討したほうがよいケースが多いです。
Q2. お湯がぬるいのですが、温度設定を上げても変わりません。
A. 以下の原因が考えられます。
- 温度センサーの故障
- 熱交換器の詰まり・劣化
- 給湯器の能力不足(号数が小さい、複数箇所で同時使用)
温度センサーの故障であれば、部品交換で対応できることが多いです。
熱交換器の劣化の場合、修理費用が高額になるため、
使用年数によっては交換を検討したほうがよいでしょう。
Q3. 給湯器を10年以上使っていますが、お湯が出なくなりました。修理できますか?
A. 部品が供給されていれば、修理できる可能性はあります。
ただし、
- 部品供給が終了している可能性がある
- 修理費用が高額になることが多い
- 修理してもすぐに別の箇所が壊れる可能性が高い
ため、まずは業者に「修理した場合」と「交換した場合」の両方の見積もりを出してもらい、
比較してから判断することをおすすめします。
Q4. 賃貸住宅で給湯器からお湯が出なくなりました。修理費用は誰が負担しますか?
A. 基本的には、大家さん(物件所有者)が負担します。
ただし、借主の過失が原因の場合は、借主負担になることもあります。
まずは大家さんまたは管理会社に連絡してください。
Q5. 夜間にお湯が出なくなりました。すぐに業者を呼ぶべきですか?
A. 以下のいずれかに当てはまる場合は、夜間でも業者に連絡することを検討してください。
- ガスの臭いがする
- 焦げた臭いがする
- 水漏れが大量に発生している
- 小さな子どもや高齢者がいて、今日中にお湯を使いたい
それ以外の場合は、応急対処(給水バルブを閉める、電気ケトルでお湯を沸かすなど)を行い、翌朝に業者に連絡するほうが、冷静に判断できることが多いです。
まとめ|お湯が出ない=即交換ではない、ただし放置はリスク
給湯器の電源は入っているのにお湯が出ない場合、
「即交換しないといけない」と思い込む必要はありません。
順番に確認すれば、
- 自分で解決できるか
- 業者に連絡すべきか
- 修理か交換か
の方向性が見えてきます。
確認の順番:
- 水・ガスが正常に供給されているか
- リモコン・設定に問題はないか
- エラーコードは出ていないか
- 使用年数はどれくらいか
- 異音・異臭・水漏れはないか
ただし、以下の場合は無理せず業者に連絡してください:
- ガスの臭いがする
- 焦げた臭いがする
- 水漏れが発生している
- 使用年数が10年以上で、内部部品の故障が疑われる
放置した場合のリスク:
- 生活への影響が長引く
- 故障が悪化して、修理費用が高額になる
- 冬の夜に突然完全停止する
- 家族に負担をかける
建築会社を経営する立場から言えば、「判断を先延ばしにすること」が一番のリスクです。
「まだ様子を見よう」と放置して、
結局、冬の夜に慌てて高い業者に頼むというパターンを何度も見てきました。
お湯が出ないことに気づいたら、このページの内容を順番に確認して、早めに判断してください。
最後に、この情報を家族とも共有してください。
給湯器トラブルは、誰か一人が知っているだけでは不十分です。
家族全員が「どこを確認すべきか」「どこに連絡すべきか」を知っていれば、
あなたが不在のときでも、適切に対処できます。
- 「このページをブックマークする」
- 「家族にLINEで送る」
- 「プリントアウトして冷蔵庫に貼っておく」
といった方法で、家族全員で情報を共有してください。
それが、後悔しない対処法です。


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