【結論】使用年数と修理費用で判断する
給湯器が故障したとき、「修理で済ませるか、交換するか」は誰もが迷うポイントです。
建築会社を経営し、数多くの給湯器トラブルに対応してきた立場から言えば、
「使用年数」と「修理費用」の2つの軸で判断するのが、最も後悔の少ない方法です。
このページでは、修理と交換のメリット・デメリット、判断の目安、実際の費用感、
そして「どう考えれば後悔しないか」を整理してお伝えします。
※この記事を読めば、「修理でいいのか」「交換したほうがいいのか」が、
業者に言われる前に自分で判断できるようになります。
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まず確認すべき2つの情報
修理か交換かを判断する前に、以下の2つの情報を確認してください。
もし、給湯器にエラーコードが表示されている場合は、
修理か交換を判断する前に、
「今どんな異常が起きているのか」を把握しておくことが大切です。
エラーの内容によっては、
修理で直るケースもあれば、
交換を検討したほうがいいケースもあります。
給湯器のエラーコードが出たときの対処法はこちら
① 給湯器の使用年数
給湯器本体や取扱説明書に、「設置年月」が記載されています。
それを確認して、何年使っているかを把握してください。
確認方法:
- 本体の側面や下部に貼られているシールを見る
- 取扱説明書の表紙や最終ページを見る
- 保証書を確認する
② 修理費用の目安
業者に連絡して、「修理した場合、いくらかかるか」の見積もりを取ってください。
※ 正確な金額は、現地を見てみないと確定できませんが、
電話である程度の目安を教えてくれる業者が多いです。
この2つの情報が揃えば、判断がしやすくなります。
給湯器の寿命は何年ですか?使用年数から見る 修理・交換の判断基準
給湯器の一般的な寿命は10〜15年とされています。
以下の表を参考に、今の状況を整理してみてください。
そもそも、
「給湯器が原因なのか、それ以外なのか」で
判断が変わるケースも少なくありません。
蛇口や配管側の不具合であれば、
給湯器の修理や交換をしなくても解決することもあります。
給湯器からお湯が出ないときの原因と対処法を確認する
| 使用年数 | 基本方針 | 理由 |
|---|---|---|
| 5年未満 | 修理を優先 | まだ十分に使える可能性が高い。メーカー保証が残っていることもある。 |
| 5〜7年 | 修理を検討 | 修理費用が3万円以内なら修理。5万円以上なら交換も視野に入れる。 |
| 7〜10年 | 修理と交換の両方を見積もり | 修理しても、数年以内に別の箇所が壊れる可能性がある。長期的な視点で判断。 |
| 10年以上 | 交換を第一候補に | 修理してもすぐ別の箇所が故障するリスクが高い。トータルでは交換が安くつくことが多い。 |
※ これはあくまで目安です。使用状況や故障内容によって変わります。
ここまでが全体の考え方です。
10年以上に絞ると、部品供給と再故障リスクの見方がさらに重要になります。
給湯器が10年以上使われている場合は修理できるのか
修理のメリット・デメリット
修理のメリット
① 初期費用が抑えられる
交換に比べて、修理は費用が安く済むことが多いです。
- 部品交換(センサー、電磁弁など):1万〜3万円程度
- 基板交換:3万〜5万円程度
② 慣れた機種をそのまま使える
操作方法やリモコンの使い勝手が変わらないため、家族全員がそのまま使えます。
③ 工事の手間が少ない
交換に比べて、工事時間が短く済むことが多いです。
修理のデメリット
① 数年以内に別の箇所が壊れる可能性
特に使用年数が10年以上の場合、今回修理しても、別の部品が連鎖的に故障することがよくあります。
建築の現場で実際に見たケースでは、
- 「10年使っている給湯器を3万円で修理」
- 「半年後にまた別のエラーが出て、また3万円」
- 「さらに1年後にまた故障して、結局交換」
というパターンがありました。
トータルで見ると、最初から交換していたほうが安かったという結果です。
② 部品の供給が終了している可能性
メーカーは、製造終了から約10年で部品供給を終了することが多いです。
部品がない場合、修理自体ができず、結局交換するしかなくなります。
③ 省エネ性能が古いまま
10年前の給湯器と、最新の給湯器では、省エネ性能に大きな差があります。
特に、従来型からエコジョーズに変えると、ガス代が年間で1万円以上安くなることもあります。
交換のメリット・デメリット
交換のメリット
① 今後10年以上、安心して使える
新品に交換すれば、今後10年以上は安心して使えます。
「また壊れるかも」という不安がなくなるのは、生活の質に直結します。
② 省エネ性能が向上し、ランニングコストが下がる
最新のエコジョーズ給湯器は、従来型に比べてガス代が約15〜20%削減されます。
年間で1万〜2万円の節約になることもあり、10年使えば10万〜20万円の差になります。
③ メーカー保証が付く
新品の給湯器には、メーカー保証(通常1〜2年)が付きます。
延長保証に加入すれば、さらに安心です。
④ 最新の機能が使える
- リモコンが見やすくなる
- 自動お湯はり機能が便利になる
- スマホ連携機能が使えることもある
など、生活の快適性が向上します。
交換のデメリット
① 初期費用が高い
交換費用の目安は、本体+工事費で15万〜30万円程度です。
修理に比べると、初期費用は高くなります。
② 工事に時間がかかる
交換の場合、工事に2〜4時間程度かかることが多いです。その間、お湯が使えません。
③ 在庫や納期の問題
冬場など需要が集中する時期は、人気機種が在庫切れになることがあります。
即日交換できないこともあります。
どっちがお得ですか? 修理費がいくらなら給湯器を交換すべきか
修理か交換かを判断するとき、
「修理費用がいくらなら、交換したほうがいいのか」という基準を持っておくと便利です。
使用年数5年未満の場合
- 修理費用5万円以内:修理を優先
- 修理費用5万円以上:交換も検討
使用年数5〜10年の場合
- 修理費用3万円以内:修理を検討
- 修理費用3万〜5万円:修理と交換の両方を見積もり
- 修理費用5万円以上:交換を優先
使用年数10年以上の場合
- 修理費用3万円以内:修理してもいいが、別の箇所が壊れるリスクを覚悟する
- 修理費用3万円以上:交換を優先
建築の現場での経験上、「使用年数10年以上+修理費用3万円以上」なら、
交換したほうが後悔が少ないケースが多いです。
【最新相場】給湯器の修理・交換費用の目安(東海エリア版)
修理の場合
| 修理内容 | 費用の目安 |
|---|---|
| 温度センサー交換 | 1万〜2万円 |
| 電磁弁交換 | 1万〜3万円 |
| 基板交換 | 3万〜5万円 |
| ヒートポンプユニット修理(エコキュート) | 5万〜10万円 |
※ 出張費・作業費が別途かかることもあります。
交換の場合
| タイプ | 本体+工事費の目安 |
|---|---|
| 従来型ガス給湯器(16号・追い焚きなし) | 10万〜15万円 |
| 従来型ガス給湯器(24号・追い焚き付き) | 15万〜25万円 |
| エコジョーズ(24号・追い焚き付き) | 20万〜30万円 |
| エコキュート(370L) | 40万〜70万円 |
※ 号数・機能・メーカーにより変動します。
プロが教える後悔しない選択|「今後10年」の総額を考える
修理か交換かで迷ったとき、以下の3つの視点で考えると、後悔が少なくなります。
視点① 「今後10年」で考える
「今の修理費用」だけで判断せず、「今後10年の総額」で考える。
たとえば、
- 修理を選んだ場合:今3万円 → 1年後にまた3万円 → 2年後にまた5万円 → 結局11万円
- 交換を選んだ場合:今20万円 → 10年間安心
というふうに、長期的な視点で比較すると、判断がしやすくなります。
視点② 「不安がなくなる価値」を考える
給湯器が壊れるたびに、
- 「また壊れるかも」という不安
- 業者を呼ぶ手間
- 家族に迷惑をかけるストレス
といったものが発生します。
「今後10年、安心して使える」という価値は、
金額には表れにくいですが、生活の質に直結します。
視点③ 「省エネ効果」も含めて考える
最新のエコジョーズ給湯器に交換すると、
年間で1万〜2万円のガス代が節約できることがあります。
- 年間1.5万円節約 × 10年 = 15万円
交換費用が20万円だったとしても、
10年で15万円節約できれば、実質的な負担は5万円と考えることもできます。
よくある質問(Q&A)
Q1. 修理してから、どれくらいで次の故障が起きますか?
A. 使用年数や修理内容によって変わりますが、一般的に:
- 使用年数5年未満:修理後、数年は問題なく使えることが多い
- 使用年数7〜10年:修理後、1〜3年以内に別の箇所が故障することがある
- 使用年数10年以上:修理後、半年〜2年以内に別の箇所が故障するケースが多い
建築の現場では、「10年以上使っている給湯器は、修理してもすぐ別の箇所が壊れる」というケースをよく見ます。
Q2. メーカー保証が残っている場合は?
A. メーカー保証が残っている場合は、無償または低価格で修理できる可能性が高いため、必ず確認してください。
保証書を確認し、保証期間内であれば、メーカーまたは購入した業者に連絡してください。
Q3. 修理と交換、両方の見積もりを取れますか?
A. はい、取れます。
業者に連絡するときに、「修理した場合」と「交換した場合」の両方の見積もりを依頼してください。
両方の見積もりを見比べることで、より納得して判断できます。
Q4. エコジョーズに交換すると、本当にガス代が安くなりますか?
A. はい、一般的には安くなります。
エコジョーズは、排気熱を再利用する仕組みで、従来型に比べてガスの使用量が約15〜20%削減されます。
ただし、
- 家族の人数
- お湯の使用頻度
- ガス料金プラン
によって、実際の節約額は変わります。
Q5. 冬場は交換に時間がかかると聞きましたが?
A. はい、冬場(12月〜3月)は給湯器トラブルが集中するため、
- 在庫が少ない
- 業者の予約が埋まっている
- 納期が遅れる
といったことがあります。
即日対応を希望する場合は、在庫を豊富に持っている業者に相談することをおすすめします。
【30秒で診断】修理・交換どっち?後悔しないための判断手順
最後に、判断の流れを整理します。
STEP1:使用年数を確認
- 5年未満 → 修理を優先
- 5〜10年 → 修理費用を確認してから判断
- 10年以上 → 交換を優先
STEP2:修理費用の見積もりを取る
- 3万円以内 → 修理を検討
- 3万〜5万円 → 修理と交換の両方を見積もり
- 5万円以上 → 交換を優先
STEP3:長期的な視点で考える
- 「今後10年の総額」で比較
- 「不安がなくなる価値」を考える
- 「省エネ効果」も含めて考える
STEP4:納得できる選択をする
- 見積もりを見て、説明を聞いて、納得できたほうを選ぶ
- 「よく分からないけど、まあいいか」で決めない
もし、
「今日中にお湯を使えるようにしたい」
「すでに完全に壊れていて、待てない」
という状況であれば、
まずは落ち着いて、
今すぐ取るべき行動を整理してから動くことが大切です。
給湯器が突然壊れたときに最初にやるべきこと
次の一歩の整理(あなたはどちらですか?)
状況によって、取るべき行動は変わります。以下のどちらに近いか考えてみてください。
【パターン1】今すぐ修理・交換を決めたい人
- すでに給湯器が壊れていて、お湯が使えない
- 小さな子どもがいる、介護が必要な家族がいるなど、早急に解決したい
- 費用は多少かかっても、まずは生活を元に戻したい
→ 即日対応できる業者に相談してみる
即日対応を専門にしている業者であれば、
- 電話やLINEでの相談が無料
- 最短で当日中に訪問・見積もり
- 「修理した場合」と「交換した場合」の両方の見積もりを出してもらえる
- 在庫があれば、その日のうちに交換まで完了
といった対応が可能です。
【パターン2】少し余裕があり、比較してから決めたい人
- 給湯器はまだ使えるが、そろそろ交換を検討したい
- 複数の業者で見積もりを比較してから決めたい
- メーカーや機種も含めて、じっくり選びたい
→ 複数の業者から見積もりを取って比較する
2〜3社から見積もりを取ることで、
- 金額の相場が分かる
- 説明の丁寧さや信頼性を比較できる
- 納得して決められる
といったメリットがあります。
まとめ|後悔しない判断は「情報を集めてから決める」こと
給湯器の修理と交換、どちらを選ぶべきかは、使用年数・修理費用・生活状況によって変わります。
大切なのは、「よく分からないけど、まあいいか」で決めないこと。
- 使用年数を確認する
- 修理費用の見積もりを取る
- 「今後10年の総額」「不安がなくなる価値」「省エネ効果」の3つの視点で考える
- 修理と交換の両方の見積もりを見比べる
- 納得できたほうを選ぶ
建築会社を経営する立場から言えば、
「情報を集めて、冷静に判断する」ことが、後悔しない選択につながります。
修理か交換かで迷ったら、まずは業者に相談して、両方の見積もりを出してもらってください。
その上で、あなたが納得できる選択をすることが、何より大切です。


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